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CSM戦極ドライバー発売記念 呉島貴虎役 久保田悠来氏&呉島光実役 高杉真宙氏 スペシャルインタビュー
CSM戦極ドライバー発売記念 呉島貴虎役 久保田悠来氏&呉島光実役 高杉真宙氏 スペシャルインタビュー
●こちらにCSM戦極ドライバーの商品見本がありますが、お手にとってみた感想はいかがですか。

久保田 当時発売されていた「DX」と見比べても、「CSM」のほうは「大人向け」ならではの雰囲気があります。

高杉 刀(カッティングブレード)の素材が金属製になっているんですね。見た目もクールですが、さわってみると冷たくて、凄みを感じます。

久保田 大きさは「DX」とほぼ同じですが、大人が装着することを意識してか、質感がぜんぜん違っているんですね。

高杉 にじみでる高級感があると思います。

久保田 刀を操作する感覚も、とてもいい。できることならば『仮面ライダー鎧武』の撮影当時に、このクオリティの小道具を使いたかった(笑)。

高杉 その気持ち、わかります。撮影のときはよく、刀を操作しているときにパーツがポロッと取れちゃったりしましたから。

久保田 壊したってわけじゃないんですけど、ときどき芝居に力が入ってしまって、パーツを外してしまうことがあったんだよね。

高杉 当時使っていた戦極ドライバーの小道具は、ずっと同じものを1年間大事に使っていましたね。

久保田 ひとりにつき、専用のベルトがひとつしかなかったんです。ウエストの長さとかもひとりずつ違いますし(笑)。

●「CSM戦極ドライバー」のほか、新たに数々の「ロックシード」も商品化されることになりました。仮面ライダー斬月のメロンロックシード、仮面ライダー龍玄のブドウロックシードはもちろんのこと、2019年上演の舞台『仮面ライダー斬月 ―鎧武外伝―』で使われた斬月専用の「シン・カチドキロックシード」の商品化も実現するそうです。

久保田 それはすごい。今までカチドキアームズに強化したのは鎧武だけでしたが、舞台では斬月がカチドキアームズになりました。カチドキロックシードは鎧武のオレンジと、斬月のメロンだけですから、これは貴重ですよ。

高杉 ここにサンプルがあるんですが、僕、カチドキロックシードを触るのって初めてなんですよ(笑)。

久保田 重量感があって、好きなアイテムです。大人向けの「CSM戦極ドライバー」にいちばんハマるんじゃないでしょうか。なんといってもオレンジよりメロンのほうがフルーツとしては高額ですし(笑)。舞台の小道具を頂くことができなかったので、商品化されて手元に置いておけるのは、とても嬉しいですね。ようやくこのときが来たか……と念願叶った思いです。

●「CSM」名物というべき「音声ギミック」には、『鎧武』劇中BGMや効果音と共に、お2人のセリフも多数収録されているんですね。貴虎、光実それぞれのセリフで、特に印象に残っているものを挙げてみていただけますか。

久保田 貴虎といえば、なんといっても「私だ。」ですね(笑)。

高杉 「私だ。」は確かに印象的でしたね。兄さんは「何!?」というのも多かったなあ。

久保田 そう。斬月のLINEスタンプにも「何!?」バージョンがあるからね(笑)。「私だ」と「何!?」は、これを言うだけで「ああ、貴虎だな」ってすぐわかるほど定番のワードになりました。貴虎の代名詞ですね。

高杉 光実だと「兄さん……」はよく言っていましたね。特に、第36話で兄弟の戦いに決着がついた直後の「兄さん……」が印象に残っています。そして、ペコに向かって冷たく言い放った「黙ってろよクズ」(第38話)も強烈です。これは放送当時、ずいぶん反響がありました。僕自身“こんな言葉、言っていいのかな”なんて思いながらやっていましたから。

久保田 『烈車戦隊トッキュウジャー』との「合体スペシャル」でのセリフも、今回収録されています。その中で「何? 巨大なロボがでっかい怪物と戦っている? そんなバカな話があるか。仕事に戻れ。……みんな、疲れているのか?」というのがあるんですけど、こういうノリは僕の得意とするところなのでよく覚えています。背後で巨大なロボが戦っているのに、貴虎だけが気づいていないという(笑)。このとき、ちょっと驚いたのは「でっかい怪物」って言い回しです。貴虎が“でっかい”みたいな表現を使うんだって……。貴虎がいちばん疲れていたんじゃないかな(笑)。

高杉 貴虎の意外な一面がうかがえるシーンでしたね。

久保田 自分はいつも通りにやってるつもりなんだけど、周囲の状況が激変したために、ギャグになってしまうってシチュエーション、好きですね。役の幅が広がるというか、回りがうまくイジってくださると貴虎のキャラが際立って、嬉しいです。

高杉 改めてセリフを収録して、とても素敵だなと思えたのは、鎧武=紘汰との“対決”の直後「せめて、せめて舞さんだけはこの手で救う。それができたら、こんな僕でも、アンタに許されるだけの価値があったと思えるよ、紘汰さん」(第43話)というセリフでした。当時はとにかくがむしゃらに、全力で芝居をしていたのですが、今は冷静に言葉の重みや深さが理解できるようになった感じです。

久保田 第46話、ずっと昏睡状態でいる貴虎の精神世界を描いたシーンのセリフも印象的でしたね。海岸にたたずむ貴虎が、紘汰と会話する一連のやりとりです。「そうか、もう何もかも終わったんだな。どうりで安らかな気分なわけだ。……もう楽になってもいい、そうなんだろ?」 とか、紘汰のセリフと合わせて鮮烈な記憶として残っています。

高杉 やっぱり呉島兄弟がいっしょにいるシーンでのセリフは、どれも思い出深いです。対決の直前、兄さんに向かって言った「僕が兄さんの影だっていうなら、僕はアンタを消すことでしか本物になれないじゃないか!」(第36話)もグッときますね。

久保田 「そうか、それが俺から学んだ結論か」(第36話)このセリフは悲しかったよね。俺の教育は間違っていたのか、という貴虎の残念な気持ちが込められているんです。

●『鎧武』のライダーたちは戦極ドライバーにロックシードを装填して変身しますが、お2人が変身する際、どういったところに気をつけられていましたか。

高杉 光実が龍玄に変身するときは、ロックシードを構える指が“龍”のツメっぽく、とがってみえるように……と言われたので、そこに注意しながら変身していました。構えるのはいいんですけれど、ロックシードを戦極ドライバーに装填するところがいつも難しかったんです。手元を見ないでやらないといけませんから、ちゃんと装填できているかわからず、大変でした。

久保田 基本的に手元は見ないでやりますからね。ノールックでロックシードを装填するのは本当に難しい。「DX戦極ドライバー」で変身の再現をしているファンの方の動画を見たことがありますが、みんな動作がきれいでした。ロックシードの装填もスムーズで、すごいなと思いました。

高杉 そうなんですか!?

久保田 僕たちの場合は、演出上の狙いもありますが、ロックシードを装填するカットと、ベルトのカットを割ってもらっていますから。

高杉 第10話で貴虎が斬月に変身するシーンは、とてもカッコよかったですね。

久保田 下方から狙って撮ってもらって、すごくいい感じで変身ができました。

高杉 兄さんはロックシードを上に投げて、それを受け止めてから変身するんですよね。

久保田 あの変身の仕方は、僕が“ロックシードを投げたい”とリクエストして実現したものです。

高杉 落ちてきたロックシードをガシッと受け止めるのも、難しいんじゃないですか。

久保田 撮影のときは、上に放り投げたロックシードはスタッフさんに受け止めてもらっています。でも投げ方が難しくて、ロックシードがスタッフさんの頭に当たってしまうこともありました(笑)。「投げて、受けて」がとても難しいため、斬月の変身をフルで表現したのは劇中でもわずかしかありませんでしたね。

●「CSM戦極ドライバー」で貴虎、光実の変身ポーズを再現する際、カッコよく決めるためのコツをぜひ教えてください。

久保田 貴虎の変身では、ロックシードを上空に投げ、しっかり片手で“キャッチ”することをおすすめします。そして、いちばん大事なのは、左手をポケットにインすること!

高杉 おお~、ハードル上げてきますね(笑)。ぜひファンの方は斬月の変身をカッコよく決めて、動画でアップしてほしいですね。

久保田 ロックシードを投げて、本当にキャッチが出来る人がいるのかどうか、見てみたいです。

高杉 でも、せっかくのロックシードを落として壊さないよう、注意してくださいね。

久保田 変身のときの表情は、常にポーカーフェイスのままでいてください。ロックシードをキャッチできた喜びを顔に出してはいけません(笑)。

高杉 できた! やった!ってホッとしたりしちゃいけませんね(笑)。

久保田 ぜったいホッとするけど、その気持ちは心の中に隠してほしいです。

高杉 光実の変身をうまく決めるコツは“動き”ではなく“想い”が大事です。「舞さん!」と心で叫んで変身すれば、絶対にうまくいきます(笑)。光実は、舞さんを守るため龍玄に変身していたんですから。

久保田 光実は“恋心”で変身するんだね。やはりそこは「舞さん」じゃないといけない。「紘汰さん!」とは違うんだね(笑)。

高杉 「舞さん」への想い、あるいは「兄さん」への想いを持って変身しました。この光実の気持ち、忘れないでください(笑)。

●最後に、「CSM戦極ドライバー」を購入してくださるファンの方たちに、ひとことメッセージをお願いします。

高杉 放送開始から7年、また新しい『鎧武』の商品が出ることは嬉しいのひとことですね。僕も今回、光実のセリフを収録して10代のころの楽しい思い出を甦らせることができました。商品のクオリティがすごくて、また“変身”してみたいという気持ちにさせてくれます。

久保田 熱烈な大人のファンのみなさまのおかげで、7年もの時を経て、こんなにもソフィスティケート=洗練されたベルトが誕生しました。

高杉 さすが、ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)を掲げる兄さん!

久保田 このベルトを買っていただいて、どういう遊び方がいいか……そうですね。もう“普段使い”していただくというのはどうでしょうか。ベルトを着けたまま、会社に行くとかね。

高杉 いつでも変身できるように、ですか!(笑)。

久保田 戦極ドライバーを着けたみなさんが、それぞれの場所で「ヒーロー」になってくだされば嬉しいですね!

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© 石森プロ・東映