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ONE PIECE

挑戦者 CHALLENGERS

リアルフィギュア部門

フィギュアーツZERO[超激戦]
エネル-6000万V “雷龍”-

挑戦者
原型師プロフィール
・長崎県出身
・東京藝術大学美術学部彫刻科卒
・大学卒業後、フリーランス原型師として活動開始
・2019年からKLAMP STUDIO(旧ZERO STUDIO)に所属し現在に至る。

全身の筋肉や表情などエネル本体の造形へのこだわりはもちろんのこと、“雷龍”をダイナミックに立体化するべく、数多くのパーツで構成することでエフェクトに奥行きを生み出しました。どの角度から見てもかっこいいエネルに仕上がっておりますので是非ご自身の目で実物を見ていただけますと幸いです。

プロダクト名
フィギュアーツZERO[超激戦]エネル-6000万V “雷龍”-
サイズ
約H315 × W310 × D310o
価格
22,000円(税込み)
概要
フィギュアーツZERO[超激戦]シリーズより、 “神”エネルが登場!
「6000万V “雷龍”」を放つシーンをイメージし、クリアパーツをふんだんに使った神々しさ溢れる雷エフェクトとともに全高約315mmという圧巻のボリュームで立体化。

インタビュー INTERVIEW

フィギュアーツZERO

大迫力のエフェクト表現と圧倒的な空間造形美で、360度どこから見ても格好良い「エネル」を楽しんでいただきたい

フィギュアーツZERO
企画開発:山地 正希子 & 相澤 歩
原型師:江頭 慎太郎

Q.フィギュアーツZEROチームのメンバーを教えてください
山地
私がフィギュアーツZEROの開発を担当していて、原型師の江頭さんと共に、今回のONE PIECE造形王頂上決戦に挑んでいます。ただ非常に残念なことに私が担当を外れることになってしまったので、S.H.Figuartsも担当している相澤に思いを託したいと思い、今回は3名でインタビューに臨ませていただきます。
Q.出場されるブランドについて教えてください
山地
「フィギュアーツZERO」は、コレクターズ事業部の代表的なブランドのひとつで、造形や彩色、エフェクトなどにこだわって、キャラクターの魅力や世界観を表現しています。「フィギュアーツZERO」の造形技術を集約して、キャラクターのバトルシーンの“圧倒的にクールな瞬間”を……つまり、世界観が広がるようなエフェクトで躍動感溢れるバトルを再現するのが「超激戦-EXTRA BATTLE-」シリーズです。
Q.今回、江頭さんとタッグを組もうと思った理由を教えてください。
山地
江頭さんとは、23年に「超激戦-EXTRA BATTLE SPECTACLE-」シリーズの「モンキー・D・ルフィ -業火拳銃-」でご一緒させていただきました。キャラクターの再現度はもちろんエフェクトが印象的なシリーズで、エフェクトを使った空間的な造形美が素敵な原型師さんだと思い、今回もご一緒したいと思ったんです。
Q.参加が決定したときの意気込みを教えてください
江頭
ONE PIECE造形王頂上決戦は僕が原型師になる前、いちユーザーとして投票していたような大会です。本当に選ばれた原型師しか出られないような大会なので、僕もいつか出たいと思っていました。お声をかけていただいた時はすごく嬉しかったですね。また、自分が所属しているKLAMP STUDIOを背負っての出場という責任感もあります。
フィギュアーツZERO
Q.今回造形したキャラクター、シーンを選んだ理由を教えてください
山地
江頭さんに「どのキャラを作りたいですか?」とお話をして、いくつか候補を挙げていただいた中から「フィギュアーツZERO」の特徴でもあるエフェクト映えを考えてエネルに決めました。技は「雷龍(ジャムブウル)」を採用しつつ、原作をもとにエネルのポーズやエフェクトといった構成を変えています。
Q.キャラ・シーンが決定した際の感想を教えてください
江頭
小中学生の頃に空島編を見ていて、『ONE PIECE』の数あるキャラクターの中でもエネルは当時最強に思えて、とても印象的でした。すごく性格の悪いキャラでもありますし(笑)。また、20年に開催された『BUSTERCALL=ONE PIECE展』ではKLAMP STUDIOとしてブロンズで出来た仏像風のエネル像を出展したのですが、その時も僕が原型を担当していて。その頃からいつかフィギュアとしてのエネルを作りたいと思っていました。
Q.どのような会話を重ねて制作を進めてきたのでしょうか?
山地
基本的には江頭さんに任せていて、上がってきた絵やファーストCGも非常に良かったです。その上で、商品として量産する上での調整や、キャラクター設定として装飾部の位置などについてお伝えしていきましたね。
江頭
いただいた点を踏まえた上で、今回の作品ではエネルを浮いてるように見せたかったので、足周りの空間を開けたり雷と龍というエフェクトでどう浮いているように見せるのか、といった部分はずっと悩みながら作っていました。耐久性や見え方など、実際に出力してみないとわからないことも多かったので、試行錯誤を重ねました。
Q.原型師さんの特性や作家性はどんな点にありますか?
山地
江頭さんの作品は空間的な造形美もあって、足の指や手先の作り込みにまでこだわっています。キャラクターが生きている感じ、実存感を強く感じるんですよね。
江頭
顔を作るのと同じ熱量で、雲や指先も作るように心がけています。人体において手や足先がちゃんと造られていると全体が締まってくるんです。
Q.現状の仕上がりについて、率直な感想を教えてください
山地
本当に格好良くて、まさに神! ゴッド! という感じがあります。社内で私の机の上に試作品を置いていると、近くを通る人全員が「すごい格好良い! 拝みたくなる」と言うくらいです(笑)。
江頭
これが自分にとっての最新作となるので、自分史上の最高傑作だと思っています。
フィギュアーツZERO
Q.こだわりのポイントを教えてください
山地
「フィギュアーツZERO」の強みは、エフェクトを格好良く出せるところ。今回もエネルが格好良いのはもちろん、エフェクトも含めてどこから見ても格好良い仕上がりになっています。
江頭
やはり「フィギュアーツZERO」はエフェクトを有効に使えるところが大きいので、エフェクトによってエネルを浮かせられたり、モノ自体がはらむ空気を広げることができるんです。空間としてあえて間を開けたり凝縮したりと、空間の疎密にはこだわっています。また、視点誘導や色の配置をデザイン的に考えながら、一番格好良い角度や360度どこから見ても良い作品にする作業に一番時間を使いました。
Q.今回の頂上決戦で特に負けたくない人や、ライバルはいますか?
山地
同じコレクターズ事業部の「S.H.Figuarts」がライバルだと思っています。事業部内でも「S.H.Figuarts」ブランドは圧倒的ヒーロー的な雰囲気があるので、「フィギュアーツZERO」の担当者としてはすごく悔しい。ただ、このプロジェクトを私から担当を引き継ぐことになった相澤は「S.H.Figuarts」の担当でもあるんですが(笑)。
相澤
コレクターズ事業部で1位、2位を独占できたらいいですね……! 「フィギュアーツZERO」はプロダクトとしてエフェクトに注力できるのが、他のブランドと差別化できる魅力と考えています。
江頭
ONE PIECE造形王頂上決戦には、先輩の原型師さんが多く参加されているんです。もともと僕が大学生の頃、原型師さんが集まる飲み会に呼んでいただき、そこで山下さんや岩倉さん、福家さんと知り合って、造形物に対するアドバイスをもらったりもしてました。それがすごい刺激になったんです。なので、ライバルというよりも皆さんを尊敬していますが、負けたくないと言えばそれはもう全員に負けたくありません。
フィギュアーツZERO
Q.ズバリ、優勝できると思いますか?
江頭
参加するブランドがそれぞれ違っているので、それぞれの見え方も全然違うと思います。なので、お客さんがそこをどう判断するのか、というのは気になりますね。
山地
まだ他の方の作品を見ていないのでなんとも言えないのですが、今回のエネルだけを見てたら、圧倒的に優勝では?と思います
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