プレミアムバンダイで販売する「スーパー戦隊シリーズ」の商品を多くの人に知ってもらうため、三本木大輔氏を【プレミアムバンダイ スーパー戦隊応援隊長】に任命！！
今後、様々な商品を紹介していただきます！
第一弾となる今回は、絶賛放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』よりミニプラシリーズとして初立体化された「ミニプラ ナンバーワン合体シリーズPB キングキャンデラー」を紹介！
キングキャンデラーと言えば、ゴジュウジャーの宿敵・ファイヤキャンドル専用の巨大ロボ。
なぜ敵の機体が早くも立体化されたのか？ そしてプレバンだから実現できた圧倒的なこだわりとは？
ファイヤキャンドル役であり、プレミアムバンダイ スーパー戦隊応援隊長に任命された三本木大輔氏が企画担当のキャンディ事業部χ男(クスオ)氏に突撃インタビュー！
三本木：キングキャンデラーを見せてもらいましたが、こだわりが随所に感じられますよね。これはχ男さんの“愛”ですか？
χ男：めちゃくちゃこもっていますね(笑)
非常に力を入れておりまして、カラーも普段のミニプラではありえない5色の成型色で劇中イメージを再現しています。
三本木：「炎心剣・灯」も、ちゃんと両手持ちでできますよね。
χ男：このポーズができることをマストで設計をしてもらいました。実際のシーンにそった感じでポージングすることができます。
三本木：でも、まさか、まさかですよ。言っても悪役のロボットですよ？ こんな早く立体化されるなんて思ってもみませんでした。しかも、なんでこんなに精巧なキングキャンデラーを作っていただけたんですか？
χ男：私がキングキャンデラーに出会ったのは、キャラクターデザインを担当している篠原保さんの描かれたデザイン画で…これに一目惚れでした。
さらに脚本を読んで、第1・2話の編集前の映像を観せてもらって、ファイヤキャンドルさんに惚れまして…。
三本木：ありがとうございます！
χ男：そして、制作発表の三本木さんを見て、こんなにキャラクターに対して愛のあふれた方が演じてくださっているのであれば、ユーザーの皆さんも絶対に欲しくなるに違いないと確信しました。
▲「ミニプラ ナンバーワン合体シリーズPB キングキャンデラー」を前に開発担当にインタビュー。
χ男：通常、敵ロボを番組スタート初期に一から新規造形することはないのですが、普段めったにやらないことにチャレンジしてみようと商品化を決定しました。やはりファイヤキャンドルさんが好きすぎて。個人的には愛の形、ラブレターだと思っています。
三本木：わー、すっごい嬉しいです！
χ男：実際、ファンの皆さんから商品化を喜ぶ声が届いていて、ファイヤキャンドルさんの人気を本当に感じています。三本木さんが作品全体を応援しくれるからこそ、ファイヤキャンドルさんもこれだけ愛されるキャラクターになっていると思います。
三本木：皆様あってのファイヤキャンドル、キングキャンデラーですから。
三本木：そもそも「ミニプラ」って、どんなブランドなのかお聞きしてもいいですか？
χ男：今年で40周年を迎えた、非常に長い歴史のあるブランドです。まさにバンダイキャンディ事業部の食玩黎明期より存在しています。それこそ1985年のチェンジマンからなので、私より年上のブランドですね。キャンディ事業部でも老舗中の老舗ブランドです。普段はスーパー戦隊シリーズをメインにやっていますが、2016年からはスーパーミニプラ、今はSMPとブランド名をリニューアルしたハイエンドモデルも展開していて。特撮だけでなく、アニメのロボットなども立体化する非常に幅広いブランドとなっています。
三本木：ファンの間では「キングキャンデラーはSMPで来るんじゃないか？」とも言われてましたよね。
χ男：そうですね。今回はミニプラですが、SMPに負けないクオリティ、いやSMPに勝っていこうという気持ちで開発させていただいております。キングキャンデラーはミニプラで初立体化となりますが、このロボットが玩具化を想定したデザインかと言われると……。色分けもだいぶ細かいですからね。今回、ミニプラシリーズでは類を見ない5色の成形色を使っておりまして。さらに普段のミニプラではやらない彩色済みパーツも採用しています。
▲成型色はミニプラ異例の５色を採用。レッド、オレンジ、ゴールド、ブラック、ホワイトで劇中カラーを再現。
三本木：顔の彩色がすごいですよね。
χ男：額や目元、口元、歯や牙も彩色で再現しています。これをシールにしてしまったら、きっとユーザーの皆様がストレスを感じてしまうかなと思いました。それにシールにしてしまうと、剥がれやすそうだったんです。ここはコストが掛かっても、絶対にこだわるべき箇所だと思いました。
三本木：いやー、素晴らしいぞぉ！ 本当に顔がいい！ ロボは顔が命！
▲顔の彩色をじっくりとチェックする三本木さん。
▲実際の顔の色分け。黄色の瞳やシルバーの口元、パープルの額や胸のワンポイントなどすべて彩色で再現。
χ男：普段の戦隊ロボは変形合体ギミックと可動を両立させることを前提にプロポーション調整を行っていますが、キングキャンデラーに関しては、徹底的に劇中に寄せたプロポーションを追求しています。
やはり篠原保さんのデザイン画が本当に素敵で、最初はデザイン画準拠で原型を進行していたのですが、途中で劇中の画像をいただいて。それぞれのキングキャンデラーとにらめっこしながら調整を続けて、非常にボリューミーなフォルムに仕上げることができました。
三本木：ミニプラは顔が少し小さいですよね？
▲実物を手にプロポーションを確認。実写よりも少し小さめに調整された顔のサイズが気になった模様。
χ男：いわゆる“立体映え”みたいなところも重視しています。 フィギュアなどで難しいのは、1/1をそのままスケールダウンしても、小さくしたことの違和感があって、あまりカッコよくならないんです。劇中のプロポーションに寄せつつ、モノとしてのカッコよさを意識した頭身調整になっているので、少しだけ頭部を小さくしつつ、脚も少しだけ伸ばしています。
三本木：スタイリッシュになってる！
χ男：はい！ただ、スタイリッシュすぎると劇中フォルムを重視したい私の開発意図ともずれてしまうんです。
三本木：キングキャンデラーは劇中だと重厚な感じですからね。
χ男：おっしゃる通りで、そのニュアンスを重視して調整させていただきました。
これまでのミニプラと比べると、かなり劇中のイメージに寄せたフォルムとなっています。
開発担当者によって造形に“色”が出るんですよね。
三本木：スーパーロボット感があるんですよね。リアルロボット系のテガソードと違って、またイイ感じなんです。テガソードと並べると、サイズも違いますよね？
χ男：一回り大きめに。肩幅とかモリモリで高さも意識しています。金型など仕様の都合もありますが、劇中のサイズ比を再現したかったんです。特撮作品では敵側のほうが巨大であることも多いので、その迫力は大切だと思いました。
三本木：ありがとうございます！ 大きい方が威圧感ありますよね。「キャンデラックスソード」もキングキャンデラーくらいですかね？
χ男：足先から首元くらい。劇中も非常に“大剣”のイメージなので、これも相当ボリューミーに仕上げました。
▲テガソードとの並び。剣の大きさなども指で確認。テガソードが全高約15cmに対し、キングキャンデラーは全高約18.5cmと圧倒的存在感！
三本木：ポージングの自由度も高いですよね。
χ男：ミニプラの醍醐味のひとつが可動で、ぜひこちらも紹介させてください。
まず足の可動はかなり自由度が高いです。足首の角度調整が可能で、股を開いたポーズでも接地性がすごく保たれています。
三本木：なるほど！
χ男：膝は二重関節で、しっかりと曲げられます。股関節部はミニプラ テガソードでも使用されている非常に自由度の高い関節機構を採用しつつ、本来可動に干渉するサイドスカート等も角度付けすることが可能です！そのおかげもあって、なんとハイキックさせることもできるんですよ！
▲二重関節や装甲の干渉を避ける構造により、幅広い可動域で脚上げが可能。 あまりの可動域に三本木隊長も驚きの表情。
三本木：これはオープニングダンスも踊れますね！テガソードだけでやってるから悔しいなと思ってました(笑) これは僕より柔軟性がありますよね。
χ男：非常にボリューミーな体をしてるんですけど、足も大きいので、設置性も高いんです。いろんな関節を駆使することで、どんなポージングでも安定します。
三本木：片足をヒザに乗せた座りポーズもいけそうですよね。
χ男：いけますね。
三本木：このポーズで棚に置いてももらうと、ちょっと可愛いですよね。まったりタイムみたいな(笑)
でも、まだ足可動の説明だけですよね？
▲足組みポーズで座らせたりなど、ポージングの自由度も魅力のひとつ。
χ男：ここからまだ秘密がございます。次は腰ですね。外装パーツで隠れていますが、内部に可動軸が組み込まれています。腰の横軸、胸下、腹部にも可動があって、細かなニュアンスを付けられます。内部の黒パーツにオレンジのパーツを挟み込んで太ももの柄を再現したりと、パーツ分けも工夫しているんです。
三本木：色分けだけでなく、めちゃくちゃ動かすことを前提として、最初から設計として組みこまれているデザインということですか？
χ男：おっしゃる通りです。お腹周り、腰の可動は、腰を入れるポージングの時にとても重要になってきます。
あと一番推したいのが肩回りですね。
三本木：肩回り！
χ男：非常にボリューミーなブロックとなっているので、そのままの立体化だと、全然動かなくなってしまいます。 そこで引き出し関節を使いました。普段は収納されていますが、引き出すと腕が伸びるんです。
三本木：あー、なるほど！ そういうことか！
χ男：腕を引き出すことで、たとえば右腕だったら左胸くらいまで伸ばせちゃうんです！
三本木：こんなところまでいけるミニプラありましたか？
▲キャンデラックスソードを両手持ちで構える「炎心剣・灯」は担当こだわりの再現度。このポーズを再現するために、各部の可動が盛り込まれています。
χ男：ほかのアイテムではなかなか見ないと思います。
デザインを崩さないように肩アーマー自体がスライドして開くみたいなギミックも入っています。
三本木：肩の動きがとんでもないことになっちゃいそうですね！
χ男：フォルムと可動を両立させることを意識していて、この可動ギミックが両手持ちさせたときに活きてきます。
三本木：むしろこれがないと両手持ちなんてできないですよね。普通だったら剣に手が届かない。それこそ片手は添えるようにして、両手持ち風に見せるみたいな。
χ男：それが絶対に嫌だったんです。キングキャンデラーと言えば、両手で大剣をぶん回しているイメージなので、そこはもう絶対に再現したかったんです！その他にも各所に可動のために意匠を崩さない形で空間を設けております。
三本木：グルグル回ると。いいですね〜。
χ男：手首も普通の握り手と表情付けされた平手も付属します。
第8話「正邪ゆらめく、指輪の狩人」内でキングキャンデラーが去るシーンも再現できます。
▲第8話「正邪ゆらめく、指輪の狩人」で、テガソードレッドにとどめを刺さずに立ち去るシーンも再現可能！
χ男： 「空っぽの人形なんか、倒す価値ねぇんだよ！」とファイヤキャンドル様のセリフも言ってみたくなります。
三本木：いいですね〜。
平手は非常に汎用性が高い！ キャンデラックスソードを構えるポーズはまず剣を固定したほうがいいんですか？
χ男： 両手持ちさせるときのポイントとしては、どうポージングさせるかを想定して位置を決め、そのあとに手首をはめるのが良いと思います！しっかり肩アーマーと腕を引き出しておくのもポイントです。
三本木：そのあとに微調整ですね。
▲キャンデラックスソードの両手持ちポージングのレクチャーを受ける三本木さん。ご自身でプラモデルを作ることもある三本木さんだけに、可動の理解度も高い！
χ男：野球選手がバットを振るみたいにはしたくないので、ちょっと斜めに傾けるのもポイントです。
三本木：両手でここまで自由度あるんだったら、片手はもっと取りやすいですね。この可動ができる分、可動部に空間を設けているとおっしゃったじゃないですか？ でも、隙間は全然見えないですよね。
χ男：そこまでよくわかっていただけて本当にありがたいです。いろんな装甲、装飾パーツがあり、それぞれ動かすことができるので、そのあたりの可動を調整することで、なるべく目立たないようにしつつ、ちゃんと内側には可動させるための空間を設けるようにして、なるべく劇中の印象を崩さないようにしています。
三本木：やっぱりブンドド遊びが楽しいですね！
χ男：ぜひ遊んでください。
三本木：けっこう無茶なポーズでもいける。いや〜、はかどりますね。自分でアクションシーンも作れちゃいますよ。
▲キングキャンデラーとテガソードの戦い再現、いわゆるブンドド中！ ふたり夢中で遊んでいました。ちなみに三本木さん、「DXテガジューン」の開封動画をXで公開した際、実際は3時間くらい遊んでいたとのこと。
▲開発担当が8月発売予定の「ミニプラ ナンバーワン合体シリーズ03 ブラック大獣神&ウルフデカリバー50」も三本木さんに紹介。ブンドドはしばらく続きました。
χ男：三本木さんは殺陣もお上手ですからね。
三本木：ありがとうございます。ファイヤキャンドルが勝利したifの図も作れますね。本編でこれが来るのか？ってところがありますけど…
χ男：テガソードに勝利するイメージですね！
三本木： いやー、ありがとうございます！！夢が膨らむ！！ すごいポージングです。
χ男：本当にこんなに遊んでいただけて嬉しいです。
▲ファイヤキャンドルの剣がテガソードに迫る！ ファイヤキャンドル様であれば、いつかは実現したい場面を演出して、三本木さん自ら撮影。
三本木：このミニプラを組み立てるのは、どれくらいの難しさなんですか？
χ男：ミニプラは他のプラキットシリーズと比べると気軽に組み立てられる設計になっています。
三本木：ちょっと気になるのは、普段から作りなれているミニプラファンはともかく、女性やお子さんが自分で作れるのか心配な方もいらっしゃると思うのですが？
χ男：ニッパーなど特別な道具がなくてもランナーからパーツを外せるタッチゲートを採用したり、説明書もよりわかりやすいものにするように工夫をしています。また、取扱説明書をWEBで公開する予定なので、細かい箇所も拡大して確認できます。
三本木：それならば、作りなれていない方でも楽しめますね。やっぱりニッパーを持っていない方もいらっしゃると思うので。
χ男：ミニプラに初めて触れる方にも手に取っていただきやすい自信満々のキットとなっております。もちろん対象年齢3才以上とはいえ、大人も楽しめるハイクオリティなところも見てもらいたいですね。
三本木：ラムネも付いてきますか？
χ男：はい！ ラムネもつきます！
▲ミニプラと言えば、ラムネ付きもお約束。三本木さん、けっこうミニプラ作ってますよね？
三本木：次はぜひ組み立てるところからやっていきたいですね。割と僕、おおざっぱなんで、僕が作れれば、きっと皆さんも作れると思いますね。これを皆様にお届けできるのは11月ですよね？
χ男：はい。受注締め切りは8月31日(日)23時までです！悩んでいる方もいらっしゃるかもしれないですが、ぜひ！
三本木：ここでしか手に入らないプレミアムバンダイ限定品ですから、ぜひ手に入れていただきたいですね。
χ男：テガソードとの組み合わせで『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の世界観も広がり、深まります。強敵あってのヒーローですからね。
大きさとか実際に見ていただくことで初めて伝わることもいっぱいあると思います！
三本木：キングキャンデラーの人気次第ではカレンデウスのミニプラもあるかもしれない？(笑)
χ男：その可能性も十分あります。三本木さんのインタビューを通じて、さらに皆さんが予約をしてくれるはずですから(笑)
三本木：皆さん、HPとかの写真を「これはプロモーション用でしょ？」って思ってるかもしれないですけど、実際すごいんだ！ってところをぜひ手にして実感してほしいですよね。それくらいおすすめできるカッコイイやつです。
三本木大輔
■PROFILE
俳優、ATGファクトリー所属。福島県出身、4月27日生まれ。現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に ファイヤキャンドル役として出演。その活躍は舞台など多岐に渡る。プレミアムバンダイ スーパー戦隊応援隊長として、独自の視点でプレミアムバンダイや商品の魅力を発信！
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