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HOME > BANDAI OFFICIAL TOY SHOP > 「CSMバースドライバー&Xユニット」発売記念 伊達明役・岩永洋昭&後藤慎太郎役・君嶋麻耶氏 スペシャルインタビュー
●『仮面ライダーオーズ』オーズドライバーに続き、ついにバースドライバーがCSMとして発売されることになりました。
岩永
すごいことですよね。夢のような商品。子どもだけじゃなくて、大人がワクワクできるハイクオリティ商品が「バース」で出るとは……という驚きがあります。
君嶋
『オーズ』放送当時から、バースドライバーを大人向け商品で出してくれたら欲しいという、ファンの方たちからの声をよく聞いていましたから、素直に喜ばしいですね。
●実際に、CSMバースドライバーの商品見本を手にとられて、いかがですか。
君嶋
塗装もきれいだし、撮影用の小道具に近い印象があります。
岩永
そうだね。当時の俺たちが変身シーンで使っていたベルトと印象が変わってないかな。
●CSMバースドライバーには、岩永さん演じる伊達のセリフ、君嶋さん演じる後藤のセリフが多数新規収録されています。商品化にあたって、新しくセリフを収録されたんですね。
君嶋
以前にもゲーム(オール仮面ライダー ライダージェネレーション/2011年)などで改めてセリフを収録したことがありましたが、こんなに初期エピソードのセリフをしゃべったのは今回が初めてです。10年前、僕がこんなに難しいセリフを言っていたのか、と驚きました。いろいろと小難しいやつを(笑)。「こちらライドベンダー第1小隊後藤。メダルの覚醒が始まりました。次の指示を」(第1話)なんて、すごく覚えています。
岩永
最初に、こういうセリフを収録するっていう台本をいただいたんですけど、読んでいくうちに「こういう風な言葉を話していたなあ」って、だんだん思い出してきたりしたね。
●特に印象に残っているセリフはありますか。
君嶋
後藤ちゃんなら「俺はマニュアルが大好きなんだ」っていうセリフですね。これはファンの方たちに喜んでいただけると思います。後藤の言葉って、最初のころと後半とでは言っている内容が変化しているんですよね。後藤の1年間での成長具合が、この商品ひとつに詰まっているというのは面白いです。台本をざっと読んだとき、よく周りの人たちから言われていた「『オーズ』は後藤慎太郎の成長物語でもある」という言葉が、すごく響いてきました。当時はそこまでの意識がなかったのですが、こうやって1年間のセリフを並べて順に読んでいったとき、そうなのかもしれないなってしみじみ思いました。
岩永
伊達だと「さーて、稼ぎますか」とか「さ、お仕事開始だ!」とかの決めゼリフがあるよね。後藤ちゃんとは反対に伊達はマニュアルを読まない奴だから「あー無理無理。マニュアル読むの嫌いだし」なんてセリフを言っちゃうんだ(笑)。印象に残っているのは、第24話で元同僚だった優美に向けての「今のお前は、欲望って酒に酔っぱらってるだけだ」と「やめとけって、古い酒は悪酔いしちまうぞ」ってセリフ。台本で読んだとき、伊達ってめっちゃ面白い奴だと思って、気に入ってました。
君嶋
あのセリフ書いたの、(小林)靖子さんだよね。よくこんなカッコいいこと言わせるよなって、びっくりしました。
岩永
しかも、怪我した優美を手当てするのにインナーを破いて包帯の代わりにしていたから、革ジャンの下は裸だったしね(笑)。とまあ、こんな風にあのころの芝居のテンションを思い出しつつ、当時の音声を聞きながらトーンを合わせて、なるべく当時の声に寄せて収録していますので、楽しみにしてほしいです。
君嶋
昔の自分のセリフを11年ぶりに言うのはやりにくいわけじゃないけど、ただ恥ずかしかった。まだ当時の声を聞いて参考にするくらいならいいんです。映像まで観ていたら、気分が悪くなったかもしれません(笑)。あのころの自分は、イメージしていたよりはちゃんと演じている感じでした。
●2022年公開のVシネクスト『仮面ライダーオーズ/OOO 10th 復活のコアメダル』やTTFC(東映特撮ファンクラブ)配信作品『仮面ライダーバース バースX誕生秘話』で後藤が変身する「仮面ライダーバースX」強化変身用アイテムのXユニットも、今回商品化されます。Xユニットを取りつけたバースドライバーについての印象を聞かせてください。
君嶋
Xユニットをバースドライバーに取りつけると、けっこう重くなる感じです。
岩永
見た目のバランスも変わるしな。
君嶋
撮影のときもよくありましたよ。巻いているベルトが重みで傾いてきたり、前に倒れたり。
岩永
重さがあるから、どうしてもそうなっちゃうんだろうね。
君嶋
バースXになるには、セルメダルじゃなくてコアメダルを3枚装填するというのも、新鮮でした。
岩永
メダルをちゃんとよく見えるように持って、最初に決めたとおりの位置に手で入れなきゃいけない。失敗できないぞと思うと、よけい緊張するよね。
君嶋
後藤ちゃんがコアメダルを使って新しいバースになると台本に書いてあるんで、どういう変身をするんだろうと興味を持っていたら、こんな風に表現してきたのかと、初見ではちょっと感動しましたね。
●CSMバースドライバーを手にされた方たちのために、伊達、後藤それぞれの変身ポーズをカッコよく決めるための注目ポイントを教えてください。
岩永
別にコツとかはないんですけど、伊達の場合は最初にセルメダルを指ではじいて、左手でキャッチするって動作があるんです。手元を見ずにやらないといけないので、わりと難しいんだよね。キレイにできるまで、何度も練習するしかありませんね。練習あるのみ!
君嶋
岩永さんはカメラが回っていないところで、ずっと練習していましたよね。
岩永
はじいたメダルがキレイな弧を描いて飛ばないといけないから、いつも2、3回やらないとOKにならなかったなあ。
君嶋
後藤の場合は、メダルをドライバーの装填口に「落とす」んですけど、さすがにカットを割ってますね。あれ手元を見ないで一発で入ったら、ほんとに凄いですから(笑)。
岩永
いや、ぜったいに無理でしょ。
君嶋
変身を再現されるときは、後藤になりきっていただいて、敵を倒すぞといった気迫を込めてくださればいいと思います。
●最後に「CSMバースドライバー」を購入されるファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
岩永
子どものころ、変身ベルトを着けると本当に仮面ライダーになれると思って遊んでいた時期が、誰にでもあるじゃないですか。そんな子ども時代の憧れが、年月を経てこんなに立派な商品になって手元に届くというのは、すごいことなんじゃないかって思います。音声を入れさせてもらった僕たちにとっても、嬉しいことだし、ありがたいですよね。どうぞ、心ゆくまで童心に戻って、ガンガン遊んでほしいです。
君嶋
見た目的にも、技術的にも、昔の玩具とはまったく作りが違うなと思いました。大人のファンに向けた商品として、申し分ないです。仮面ライダーバースが好きで、ずっと応援してくださった方には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いろいろな遊び方ができると思いますので、工夫してお楽しみください。

© 石森プロ・東映