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CRAZY CASE BACK TO THE FUTURE II DELOREAN TIME MACHINE 有村 昆さんスペシャルインタビュー

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの大ファンで、デロリアンの実車を所有する、 映画コメンテーターの有村 昆さん。
映画グッズのコレクターでもある有村さんに「クレイジーケース デロリアン」をいち早く手にとっていただき、お話をうかがった。
聞き手は、バンダイで本アイテムの開発を担当する鹽野と、プロモーション担当の大田原だ。

  • 大田原
  • 実際に「クレイジーケース デロリアン」をご覧になって、いかがですか?

  • 有村
  • (手に取ってディテールを見ながら)おおー、これは熱い! 素晴らしいですね。

  • 鹽野
  • 良いリアクション有り難うございます(笑)。

  • 有村
  • 「クレイジーケース デロリアン」が発売されることは、最初ツイッターで知ったんですよ。
    映画仲間から「こんなのが出ますよ!」と3人くらいから同時に情報をもらって、
    早速リツイートさせていただいたんですけど……(感嘆した様子で)いやあ素晴らしいです。
    iPhone5を持っていたときに「クレイジーケース バットモービル」を愛用してたんですが、色んな現場で凄く盛り上がるんですよ。
    「アリコンさんは、こういうのを持っていないとね!」と言っていただいたりして。
    なので、いつかデロリアンが出ないかなと思っていたら、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」イヤーの2015年に発売されると聞いて、
    本当に嬉しかったです。

  • 大田原
  • 有り難うございます。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ファンにとって、やはり2015年は特別な年ですものね。

  • 有村
  • 1作目公開から30年ですからね。
    しかも、2015年は「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」の舞台の年でもある。
    まさか自分がマーティの年齢に追いつくとは思いませんでした。僕は本当に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズが大好きで、
    この作品に出会わなかったら映画コメンテーターの仕事をやっていなかったと思います。
    無理してデロリアンの実車を購入したのもそのせいで、人生賭けてもいいくらい本作には深い思い入れがあります。

「PART2」でデロリアンがタイムスリップした直後、
カランと落ちるナンバープレートの原寸大レプリカ。
取材で実車のデロリアンを撮影する際、
本物のナンバーの上に重ねると、
それっぽい感じがでるのだとか。

  • 大田原
  • このiPhoneケースを見て具体的に「ここはいいな」と思われたポイントはありますか?

  • 有村
  • 僕は実車をもっているから分かるんですけど、車体のステンレス感が見事にでていますね。
    縦に入ったヘアラインが再現されているのには驚きました。

  • 鹽野
  • 有り難うございます。加工の問題や安全性、iPhoneの通信の遮断になってしまうということもあって、
    どうしても車体に金属は使えないんです。プラスチックでどこまで金属感をだせるか、何度も検討しました。

  • 有村
  • それから、なんといってもこのブルーのライトアップ!

  • 鹽野
  • 作っておいて言うのも何ですが、携帯電話のケースに必要なギミックではないかもしれませんが、ここには非常にこだわりました。

  • 有村
  • こうして側においておくだけで気分が上がりますよね。絶対必要です!
    しかも、iPhoneが着信すると光るフラッシュライトもギミックとして取り入れられている。
    この発想はナイスアイデアです。最強のiPhoneケースと言ってもいいですよ!

  • 大田原
  • めちゃくちゃ褒めてくださいますね(笑)。有り難うございます。

  • 有村
  • これ以上のものはないというぐらい、完成度の高いiPhoneケースだと思いますよ。
    制作した方が「最高のものにしたい」と思って作られているのが伝わってきます。
    デロリアンの美しい造形が見事に再現されていて、その中にすっぽりiPhoneが収まる。
    今、デロリアンのフィギュアって売れているんですよ。
    それを携帯ケースとして毎日持ち歩けるという利便性――全てが理にかなっている。
    もう真打ち登場という感じで、これ以上のものが思い浮かばないくらいです。

作中に登場する小物もセットになったレプリカ。
免許証や高校のIDカード、
マーティの手が消えた家族写真、
ドクの書いた図面など、
BTFファンならニヤリとするものばかり。

マーティが未来で購入し、ビフに盗まれるスポーツ年鑑。
海外の熱狂的ファンが作ったレプリカで、
外見を忠実に再現しているのはもちろん、
中のスポーツ結果もすべて実際のものを掲載しているそうだ。

  • 鹽野
  • そこまでおっしゃっていただいて有り難うございます。
    開発チームの間では、最高クラスのモチーフで、てっぺんを目指したものが作れたという手応えがあります。

  • 有村
  • 本当に細かいディテールに凝っていますよね。色もそうですし、小さいボタンの形だったり……。
    普通だったら「この辺でいいかな」という小さな妥協があると思うんですが、
    「クレイジーケース デロリアン」にはそれが感じられないですね。

  • 鹽野
  • 他社さんが出されているものを含めて、あらゆるデロリアンのフィギュアを研究しました。
    最終的には、前任者がUSJまでいって実車をみて確認したこともあります。
    それで「ちょっと違うな」となって、ナンバープレートに微妙な調整が入ったこともありました。

  • 有村
  • 言ってくださったら、僕のデロリアンを貸したのに(笑)。
    今のフィギュアは精巧に作るのが主流になっていますから、みんな目が肥えてきていますよね。
    だから、ここまで作り込んだものが6000円くらいで買えるというのは、もはや安いといっていいと思います。
    僕と同じくらいの年代の方で、人と違った良いものを持ちたい方には非常に良いアイテムですよね。

  • 大田原
  • 今日は、今後どんな「クレイジーケース」が出たら欲しいかも聴きたかったのですが、
    お話を伺った感じですと、有村さんの中ではこれ以上のものはなかなか……。

  • 有村
  • そうですね。ラスボス登場というか、最高峰のものが出たなという印象があります。
    もしiPhoneケースの歴史書がでたとしたら必ず載るくらい凄いアイテムだなと。
    これは仕事抜きで、いち映画ファンとして見ても「傑作」ですね。
    ガジェット好きの心をくすぐるアイテムとしては、つい最近でたApple Watch以上にドキドキしますし、
    同じくらいのインパクトと勢いを感じます。

  • 大田原
  • ここでApple Watchの名前がでてくるとは思いませんでした(笑)。有り難うございます。

  • 鹽野
  • 開発冥利につきます。

  • 有村
  • これはもう僕のような映画ファンならずとも、
    30代以上の方でしたら誰もが「うわあ!」って言うと思いますよ。
    ぜひ多くの人に手にとっていただいて、「PART2」でドクがバナナの皮とかを
    ぶちこんでタイムスリップする、あの名シーンを頭の中で思い描いていただきたいです。
    ちなみに、これは海外では売らないんですか?

  • 大田原
  • 今のところ販売は日本のみです。
    有り難いことにプロモーション映像の再生数が60万回を越えているんですが、その7割近くが海外の方からなんです。
    実際、海外のお客様から「あれは何だ」というお問い合わせもいただいていまして、
    ゆくゆくは海外展開もできればなと思っています。

クリストファー・ロイドさんが演じる
ドク(ドクター・エメット・L・ブラウン)の貴重なサイン。
有村さんは、ご自分の結婚式のお祝いコメントを
ドクからもらったこともあるそうだ。

自動で靴ひもを結ぶ描写が印象的なスニーカーのレプリカ。 今回紹介したなかで、もっともレアで高額なBTFグッズだ。
USBで充電し、靴底が光る仕様になっている。今年、ナイキから本当に自動で靴ひもが結ばれるスニーカーが発売される予定で、
有村さんは手に入れるべく今からチェックしているそうだ。

  • 有村
  • 「クレイジーケース デロリアン」が素晴らしいのは、映画に詳しくない人がパッとみても分かるところですよね。
    僕は映画グッズを何百ともっていて、テレビで紹介していただくこともあるので、
    どんなグッズだと反応がいいのか分かるんですよ。

  • 大田原
  • どんなところがポイントになるんでしょうか?

  • 有村
  • モノが良くて、誰もが知っているメジャーなもの。これがやっぱり評判がいいんです。
    「クレイジーケース デロリアン」も、この条件にあっているんですよね。
    「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という誰もが知っている映画を、バンダイさんが精巧な作りでiPhoneケースにする。
    僕にとって、これは夢のようなアイテムです。
    いやあ、もし次の「クレイジーケース」を作ることになったら、ぜひ僕も会議に混ぜていただきたいくらいですよ。

  • 鹽野
  • 本当ですか!?ぜひお願いします。
    今、有村さんがおっしゃった「メジャーな題材を良い作りで」というのは、正に「クレイジーケース」のコンセプトと同じで、
    よりクレイジーなものをと作ってきた集大成的なものが今回の「クレイジーケース デロリアン」なんです。
    それゆえ次はどうしよう……という課題も正直ありまして。

  • 大田原
  • こういう話は社交辞令になりがちですが、我々は本当にお呼びしてしまいますよ(笑)。本当に宜しいですか?

  • 有村
  • ぜひ呼んでください。ネタだしをバンバンします。

  • 鹽野
  • 有り難うございます!
    有村さんにゲストに来ていただいたら、素晴らしい企画が生まれそうです。

  • 大田原
  • 本日は有り難うございました。

  • 有村
  • こちらこそ、楽しい時間を有り難うございました。
    仕事だけど仕事じゃない、不思議な感覚でした!
    「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や映画グッズの話をしながら、
    みんな笑顔で語り合う。幸せな時間でした。有り難うございます。

有村 昆(ありむら こん)

”アリコン”の愛称で知られる、映画コメンテーター。

年間500本の映画を鑑賞。
最新作からB級映画まで幅広い見識を持つ。

テレビ番組や雑誌などで映画コメンテーターとして活躍しているほか、
長年ラジオ番組のパーソナリティとしても活動。
妻は元キャスターの丸岡いずみ。

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