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ONE PIECE

挑戦者 CHALLENGERS

ディフォルメフィギュア部門

ワールドコレクタブルフィギュア
-エッグヘッドver.-

挑戦者
原型師プロフィール
中学生の時、近所の模型店が展示していたイノウエアーツのモスゴジ&バラゴンを見て電撃が走りました。そしてその店に入り浸り、海洋堂、ゼネプロなどのガレージキット文化の洗礼を受けてしまい現在に至る。

ワールドコレクタブルフィギュアの世界観をそのまま生かしながら、パースをつけた群で見せるジオラマ構成は奥行きも含めて見どころがたくさんあります。
スタジオスタッフの人数を生かしたボリュームのある造形物に挑みました。限られた期間の中でこれ程密度のある物を作り上げるのは今後ないだろうというくらい、足並みの揃ったチームワークで生まれた原型です。手作業の時代では思いつくこともできない、リモートで同時に複数人作業出来る環境がこの作品を作ってくれました。

プロダクト名
ワールドコレクタブルフィギュア-エッグヘッドver.-
サイズ
H175 × W135 × D195o
価格
22,000円(税込)
概要
“それは手のひらサイズの宝物”キャラクターの世界観を一望する喜びを、全ての収集家に贈るディフォルメフィギュアシリーズの決定版!ワールドコレクタブルフィギュアが壮大なジオラマになって登場!
漫画『ワンピース』単行本106巻の表紙エッグヘッド編の麦わらの一味をBANPRESTOが誇るディフォルメシリーズで再現!

インタビュー INTERVIEW

ワールドコレクタブルフィギュア

ワーコレ史上初!
『ONE PIECE』単行本106巻の表紙イラストを表現した10キャラ勢揃いのスペシャルフィギュア。

ワールドコレクタブルフィギュア
企画開発:三好 章弘
原型師:STUDIO-蓮 加藤 蓮さん

Q.出場されるブランドについて教えてください
三好
「ワールドコレクタブルフィギュア」(通称:ワーコレ)は、プライズ事業部におけるディフォルメフィギュアの一番人気のブランドで、今年15年目を迎えます。“手のひらサイズの宝物”として、小さいながらもクオリティの高いフィギュアシリーズとして展開しています。
Q.今回、STUDIO-蓮さんとタッグを組もうと思った理由を教えてください。
三好
STUDIO-蓮さんには「ワーコレ」だけでなく、リアル系からディフォルメ含めて数多くのブランドで原型を制作いただいています。「ワーコレ」は主に単体キャラのフィギュアをコレクションするコンセプトですが、今回のONE PIECE 造形王頂上決戦では「ワーコレ」でパースの効いたキャラ集合イラストを表現するという新しいチャレンジをしています。空間のバランスやキャラの特性を生かしながら立体化を実現できるのは、STUDIO-蓮さんしかいないかなと。
Q.参加が決定したときの意気込みを教えてください
STUDIO-蓮
これまで他作品の「造形コンテスト」に参加したことはありますが、ONE PIECE 造形王頂上決戦は初参加です。今回のきっかけも、「ぜひ出てほしい」という強い要望があったから(笑)。あまり表に出るタイプではないんですよね。
Q.今回造形したキャラクター、シーンを選んだ理由を教えてください
三好
『ONE PIECE』単行本106巻の表紙イラストを、「ワーコレ」のディフォルメフィギュアとして落とし込みます! 最終章に突入して盛り上がる中、このカラーイラストは「エッグヘッド編」のビジュアルとして大きく世に出て、麦わらの一味10人全員が揃っている印象的なものです。衣装もそれまでとはガラッと変わっていて、すごくポップなイメージもあり、造形として楽しくなる印象がありました。
Q.キャラ・シーンが決定した際の感想を教えてください
STUDIO-蓮
イラストの立体化は、キャラが1〜2体というのはちょこちょこやってきましたが、キャラが10体もいてさらに街も作るし、パースを効かせるというのはこれまでなかったです。なので、最初に話を聞いた時は難しいと思いました。
ワールドコレクタブルフィギュア
Q.どのような会話を重ねて制作を進めてきたのでしょうか?
STUDIO-蓮
制作自体は結構自由にやらせてもらいました。まずは、うちに在籍しているパースモデルが得意な原型師・中澤博之が粘土で空間のパースや配置、ボリュームなどを構成したパースモデルを作りました。そのモデルをデジタル化して、キャラや街作り担当、まとめ役などを含めて、スタジオ総出で最終的に10人で制作しました。これを原型師1人で作るのは絶対に無理ですね。
三好
STUDIO-蓮に在籍する原型師さんは数多くのブランドで『ONE PIECE』フィギュアの原型をやっていただいてるので、キャラについても皆さん熟知されているんですよね。パースや空間構成は頭の中で上手く想像できないレベルだったので、そこはもう完全に信頼してお願いする形でした。
Q.原型師さんの特性や作家性はどんな点にありますか?
三好
まず、とにかくパワーとスピードがすごいですね。みなさん自分の中の正解を持っていて、だからあがってくるスピードがとんでもなく早いんだと思います。一発目からして、ちゃんと“『ONE PIECE』のフィギュア”になっているんですよ。
STUDIO-蓮
最初、自分たちのスピードが早いなんて全然気づかなかったです。うちはスタジオとしてやってるので、ちゃんと9〜18時で働くんです。徹夜すると集中力も落ちるので、結構そこは気をつけてます。あと、周りがみんな頑張ってるのが見えるので、自分だけサボるわけにもいかない(笑)。
Q.現状の仕上がりについて、率直な感想を教えてください
三好
今は8割くらいですが、現段階でもすでに新しい作品すぎて「すげー!」ってなってます。最初見た時は本当に驚きと感動がありました。麦わらの一味10人がいて、それぞれのキャラや街にパースがついて、ひとつの空間としてあのイラストが、それも「ワーコレ」として立体化されている。自分が開発担当なのに、「これが出来ちゃうんだ!」と驚きを超えたスペシャルなものになっています。
STUDIO-蓮
現実に現れたモノを見ると、なんだかすごいのが出来たなあって思いますよね。
ワールドコレクタブルフィギュア
Q.こだわりのポイントを教えてください
三好
改めて、「ワーコレ」のフィギュア10体それぞれにパースをつけ、その10体をジオラマに配置して、さらにキャラが宙に浮いているように構成する、そしてそれを一つにまとめる──というのは普通だったらできません。ぜひよく見てみてほしいです。
STUDIO-蓮
どんどん奥に落ちていきそうなほど奥行きを感じられるつくりとなっているので、そこを見てもらえると嬉しいです。ずーっと奥のほうには、小さいサンジもいます。あと、「これどうなってるんだ、すごい!」というよりも、パッと見て「表紙のイラストをきれいにまとめたんだ」とさらっと思えてもらえたら嬉しいかな。そのほうがむしろ、立体になっても何の違和感もない造形になっている、ということなので。
Q.今回の頂上決戦で特に負けたくない人や、ライバルはいますか?
STUDIO-蓮
もちろん交流のある原型師さんもいらっしゃいますけど……特別ライバルという方はいません。
三好
今回、STUDIO-蓮さんは本当に新しいことに挑戦していただいたので、自分たちとの戦いになってたかもしれませんね。
Q.ズバリ、優勝できると思いますか?
三好
今回はリアル部門でも参加していますし、もちろんディフォルメ部門でも負けたくないです。今回の作品は、プライズ事業部の代表的なディフォルメブランドである「ワーコレ」のさらなる進化系でもあるので、そういった点でも多くの方に喜んでもらいたいですね。
Q.最後にメッセージをお願いします
三好
STUDIO-蓮さんもおっしゃっていましたが、フィギュアには詳しくない『ONE PIECE』ファンの方が見れば「エッグヘッド編のイラストがディフォルメになってる!」とシンプルに楽しめますし、コアなフィギュアファンが見ると「これどうやって実現させてるの!?」と感動できるポイントがいくつも出てくるような作品になっています。『ONE PIECE』が大好きな人、すごいフィギュアが見たい人、みんなに喜んでもらえるものを作れたと思うので、よろしくお願いします!
ワールドコレクタブルフィギュア
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