ONE PIECE

挑戦者 CHALLENGERS

ディフォルメフィギュア部門

From TV animation ONE PIECE
ワンピの実
anniversary ver.

挑戦者
原型師/彩色師プロフィール
原型師:原型師歴20年!
彩色原型師:美少女フィギュアからプライズ、アートソフビ、カプセルトイ等様々な彩色を担当

通常のカプセルトイとは異なり、名シーンを再現した複数のワンピの実、さらにそれを入れられる大きいワンピの実がセットになった内容にすることで、造型王にふさわしい、今までと違った『ワンピの実』をお届けします。

プロダクト名
From TV animation ONE PIECE ワンピの実 anniversary ver.
サイズ
H200 × W180 × D70o
価格
11,000円(税込)
概要
細部の造型に徹底的にこだわりぬいた、ワンピースの公式ディフォルメフィギュアの決定版!
尾田栄一郎氏激推しの大人気シリーズ『ワンピの実』です!

インタビュー INTERVIEW

ワンピの実

“ワンピの実らしさ” を武器に、ONE PIECE 造形王頂上決戦でしか見られないフィギュアで優勝を目指す

ワンピの実
企画開発:野添 よう子
原型師:株式会社one(エムアイシー)

Q.今回出場されるブランドはどういったブランドですか?
野添
「ワンピの実」は、ガシャポン®で『ONE PIECE』のシリーズを立ち上げたいと集英社さまと東映アニメーションさまにお話をさせていただき、3年前にスタートしたブランドです。カプセル自体が悪魔の実となっていて、フィギュアを入れてディスプレイケースとして飾ったり、カプセルを組み合わせて飾ることも可能です。特徴としてはフィギュア用のイラストを描かず、原作のカットから直接造形を起こすという点。そのため、造形師さんの力なしには成り立たないブランドだと思っています。
Q.今回、エムアイシーさんと一緒にタッグを組もうと思った理由を教えてください。
野添
エムアイシーさんとは立ち上げ当初からご一緒していますし、「ワンピの実」特有の等身バランスをよく理解していただいています。なかでも今回はエムアイシーさんで最も「ワンピの実」の制作経験のある方でお願いしたい、とお伝えしました。現在並行して一緒に進めているプロジェクトでもかなり動いてもらっているのですが、それを差し置いてでもこちらをお願いしたい!と(笑)。御社とじゃなければうちは出られないんです、ぐらいの勢いでしたね。
ワンピの実
Q.ONE PIECE 造形王頂上決戦へ参加が決定したときの意気込みを教えてください
株式会社one(エムアイシー)
今までリアル系だけでやっていたので「ワンピの実」が参加すると聞いて意外だったのですが、野添さんの気迫を受けて、これはもうやるしかないなと思いましたね。
Q.今回造形したキャラクター、シーンを選んだ理由を教えてください
野添
ひとつの大きなワンピの実の中に4つのワンピの実がある、という仕様になっています。ここまでくるのに20案くらい出したでしょうか、かなり難航しました。当初は全く違う方向性だったのですが、集英社様と東映アニメーション様からの「ワンピの実らしさとはなんなのかを突き詰めてほしい」という要望を受けて、改良を重ねました。通常のカプセルはゴムゴムの実をフィーチャーしていますが、今回はメラメラとオペオペ、ジキジキも追加し、それぞれの実に関連する各キャラクターがシーンを再現しているという形です。
Q.キャラ・シーンが決定した際の感想を教えてください
株式会社one(エムアイシー)
ひとつの実の中に2体入れるのは難しいんじゃないか、という懸念がまずありました。1体でもギリギリなときもあるので。なので、サイズ感の確認はいつもよりも慎重に行おうと考えました。
ワンピの実
Q.どのような会話を重ねて制作を進めてきたのでしょうか
野添
各部位の寸法などは私で設定しているので、過去の作品とのサイズ感の整合性などは気にかけますが、お願いしたあとは、基本的にエムアイシーさんにお任せしました。エフェクトが付く仕様は今回が初めてなのですが、どんなふうに仕上げていただけるか、個人的に楽しみにしていたところでした。
株式会社one(エムアイシー)
いつものようなキャラクター単体ではなく、二体で情景再現も取り入れるというのは、我々にとっても新しい試みでした。見た人がすぐにこの場面だと理解でき、かつワンピの実らしい密度の高い造形をいかに作るか。このサイズのディフォルメで、情景再現にもトライしているフィギュアは他にないのではと思います。
Q.原型師さんの特性や作家性はどんな点にありますか?
野添
パッと見たときにシーンを思い起こさせる描写力と、「ワンピの実」らしい等身バランスや造形。この両立ができる原型師さんだと思います。
Q.現状の仕上がり具合を見た、率直な感想を教えてください。
野添
現状95%くらいまで仕上がっているのですが、これまでにない、ONE PIECE 造形王頂上決戦でしか見られない出来になりました。塗装も含めて、このサイズにとんでもない技術が詰まっています。小さいけれど、リアル系フィギュアと同じくらいの手間がかかっていますし、仕上がりには自信があります。
Q.このブランド、この原型ならではのこだわりのポイントを教えてください
株式会社one(エムアイシー)
やはりサイズですね。もともと小さいワンピの実に2体を入れ込み、エフェクトもつけるという条件で、いかに原画の雰囲気を活かして再現できるか。基本的に我々原型師は個人で作業が完結しますが、今回は定期的にメンバー同士で進捗を見せ合いながら進めていきました。
Q.今回の頂上決戦で特に負けたくない人や、ライバルはいますか?
野添
それはもう確実に「ワールドコレクタブルフィギュア(ワーコレ)」ですね。歴史も長いですし、『ONE PIECE』のディフォルメといえばワーコレ、というイメージもあります。「ワーコレもいいけど、ワンピの実の情報量もすごいよね」と思ってもらえるよう、なんとか爪痕を残したいです。
株式会社one(エムアイシー)
他の出場者では誰がライバルとかはないですね。強いて言うなら同じ会社のメンバーがライバルでしょうか。同じ会社の仲間でも、切磋琢磨していこうという風土がoneにはあるので。
Q.ズバリ、優勝できると思いますか?
野添
部署の名前を背負っているのでナンバーワンを獲る気持ちで臨んでいますし、そこまで心配はしていません。これを機にリアルフィギュアしか知らなかったという方にも「ワンピの実」を知っていただけると嬉しいですね。
ワンピの実
Q.最後にメッセージをお願いします。
株式会社one(エムアイシー)
株式会社one(エムアイシー):ディフォルメには、ディフォルメの良さがあります。リアルスケールにも見劣りしないディテールで、ガシャポン®ならではの親しみやすさもある。今回突き詰めた “ワンピの実らしさ” を武器に、優勝できたら最高ですね。

※「ガシャポン®」は株式会社バンダイの登録商標です。
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