ゴールデンウィーク期間中のお届けおよびお問合せについて

ONE PIECE

挑戦者 CHALLENGERS

リアルフィギュア部門

Revible Moment 造形王-フーシャ村の記憶-

挑戦者
原型師プロフィール
1983年4月生まれ。原型師としては13年目、開始当初はモンスター系フィギュアを中心に製作。
基本は男性キャラ、たまに女性キャラやモンスター、といったくらいの配分です。

今回、今まで製作していた「カッコいい、激しい」ラインを置いて、あえて造形王という舞台を真逆のもので挑戦、そもそもの情報量の多くない中でどうするか、という状況がとても楽しいです。
動ばかりでなく静も収めていきたく、自身の開拓、という意味でも色々あがいていきたいと思います。

プロダクト名
Revible Moment 造形王-フーシャ村の記憶-
サイズ
H130 × W170 × D120 o
価格

1回 790円(税込)
※7月1日(月)に価格を変更致しました。ご了承ください。

概要
その瞬間を丁寧に、このときめきを永遠に。
語り継ぎたいシーンが今、ここに蘇る。

シーン再現フィギュアシリーズ「Revible Moment」から、ルフィ&エース&マキノが初登場。
無邪気なルフィ、兄貴肌のエース、優しいマキノと、3人それぞれの個性があふれ出るこのシーンを、匠な造形技術と彩色によって再現しました。一番くじ × 造形王ならではの逸品を、是非お手に取ってお確かめください!

インタビュー INTERVIEW

Revible Moment

エースとマキノさんの様子を見て茶々を入れるルフィ、というそれぞれの関係性が見える瞬間を世界初のフィギュア化!シーン再現フィギュアならではの魅力をぜひ感じていただきたい。

Revible Moment
企画開発:森山 禎紀 & 太刀川 俊介(前任)
原型師:古市 竜也

Q.Revible Momentチームのメンバーを教えてください
太刀川
僕がRevible Momentの開発を担当していて、今回は原型師の古市さんとともに、ONE PIECE 造形王頂上決戦に挑んでいます。担当が途中で森山に代わることとなり、今回は3名でインタビューを受けられればと。森山は僕がロト事業部に配属されたばかりの頃にノウハウを教えてくれた師匠的な存在なので、彼に引き継げたことは安心しています。
Q.出場されるブランドについて教えてください
森山
「Revible Moment」は、『ONE PIECE』の感動的なシーンや、ほっこりするようなシーンを切り取って360度楽しめるフィギュアをコンセプトにしたブランドです。「一番くじ ワンピース エモーショナルストーリーズ」の賞品として展開をしています。
Q.今回、古市さんとタッグを組もうと思った理由を教えてください。
太刀川
私が開発の立ち上げを担当しており、まず原型製作会社であるプラスアルファの窓口の方に相談をさせていただき、古市さんをご推薦いただきました。古市さんが制作した「一番くじ」の新四皇ver.のシャンクスは、SNSでも「めちゃくちゃイケメン!」と大好評をいただいています。
Q.参加が決定したときの意気込みを教えてください
古市
ONE PIECE 造形王頂上決戦の存在はもちろん知っていましたが、自分は周りを見るとガチガチになってしまうタイプなんです。なので正直に言うと、積極的には情報を追っていませんでした。ほかの造形師さんと競う形式のイベントに参加するのも初めてなので、お話をいただいた時は驚きもありました。ただ、自分としてもやはり挑戦はしていきたいなと。
Revible Moment
Q.今回造形したキャラクター、シーンを選んだ理由を教えてください
太刀川
少年時代のエースがルフィと一緒に、マキノさんに挨拶の練習をするシーンを選びました。ここはルフィの兄であるエースと2人のお姉さん的存在のマキノさん、またエースとマキノさんの様子を見て茶々を入れるルフィという、それぞれの関係性が見えるシーンだと思うんです。マキノさんは実はこれまでディフォルメの「ワールドコレクタブルフィギュア」シリーズでしか立体化されておらず、リアル系フィギュアとしては初めての立体化です。マキノさんのフィギュアが欲しい人はいっぱいいるでしょうし、僕自身『ONE PIECE』ファンとしてぜひこのシーンにしたいと思いました。
Q.キャラ・シーンが決定した際の感想を教えてください
古市
『ONE PIECE』のフィギュアは今までも「一番くじ」の商品を制作させていただきましたが、いずれも格好良い作品ばかりでした。自分がほっこりしたシーンをどれだけ作れるのか、という意味でも挑戦だ、と思いました。
Q.どのような会話を重ねて制作を進めてきたのでしょうか?
太刀川
初期段階ではフィギュア用のイラストを古市さんにお送りして、制作を進めていただきましたが、3人のキャラの目線がなかなか合わなかったり、立体を前提とした位置関係などが難しくて。途中段階で原作のコマやアニメのシーンをお互いに何度か確認しながら、フィギュアとしてもシーンとしても、しっくりくるバランスを探ってもらいました。かなり短いシーンなので参考になる情報が少なく、かなり想像力を使って頂いたと思います。
古市
フィギュア用イラストを基にして制作を進めていると、どこか無難に仕上がってしまうとも感じていたんです。でも、それだとONE PIECE 造形王頂上決戦のコンセプトに合わないのでは?と考えて、自分の中でモヤモヤしていた部分もありました。途中で太刀川さんと一緒に、該当のシーンに何度も向き合ったことで吹っ切れた気がします。
Q.原型師さんの特性や作家性はどんな点にありますか?
太刀川
制作途中でのコンセプト変更という手間や面倒にもかかわらず、こちらが目指すゴールを汲み取ってイメージ通りに修正していただいたことはとても印象的でした。
森山
古市さんは原型師として、これまでは格好良いフィギュアやモンスター系フィギュアを多く手がけてこられています。しかし、今回はほっこりとした作品に挑戦ということで、この振れ幅を出せるのはすごいですよね。
Revible Moment
Q.現状の仕上がりについて、率直な感想を教えてください
太刀川
デジタル原型としてはかなり進んでいて、あと少しでテスト出力が始まります。原型として非常に可愛く仕上がっているので、出力が楽しみですね。
森山
3人が向かい合うこのシーンは、フィギュア化する場合、お互いの目線や向き、位置関係などの印象を合わせる「シーンを再現する」という要素と、顔や造形が良く見えるようにしたり、空間としてのバランスを取ったりする「フィギュアとしての見栄えを良くする」という要素を両立させるのが難しくもあります。ここからはそこをどう見せていくのかを調整していかなければなりません。
古市
ルフィのかぶる麦わら帽子やマキノさんが座る木箱など、これからまだ細部も詰めていきます。ONE PIECE 造形王頂上決戦に参加する作品として、普通に作って今までと同じ感じの作品にはならないよう、細部であったりほかにも工夫できる要素を模索しながら制作を続けます。
Q.こだわりのポイントを教えてください
古市
原作やアニメを参考にしながら、フィギュアとして増やす情報量のバランスも考えながら作っています。少年時代のルフィとエースはぽよんとしたフォルムなので、服のシワなどでただ情報量を増やしても気持ち悪くなってしまいますので。また、『ONE PIECE』ならではのキャラの魅力的なプロポーションを再現できるように頑張っています。僕自身モンスター系作品を造形していた頃から体の流れやラインをきれいに出そうと常に意識していたので、今回の作品でもきれいな曲線を出せたら嬉しいです。
Q.今回の頂上決戦で特に負けたくない人や、ライバルはいますか?
森山
ロト事業部で一時期『ONE PIECE』担当も一緒にやっていた、現・プライズ事業部の三好章弘さんには負けたくないですね。今回、彼は「KING OF ARTIST」、「THE GRANDLINE series」、「ワールドコレクタブルフィギュア」で出場しています。特に「THE GRANDLINE series」は同じリアル部門かつ、ほっこり路線と聞いているので負けません!
太刀川
古市さんの協力会社・プラスアルファは関西の原型師さんが多く所属されていますが、ONE PIECE 造形王頂上決戦は関東・関西だけでなく、福岡や沖縄の原型師さんも参戦されるということで、日本全国の原型師さんが戦うって考えると面白いですよね。
古市
僕自身はライバルというのは、あまり意識しないようにしています……!
Revible Moment
Q.最後にメッセージをお願いします
森山
ONE PIECE 造形王頂上決戦は、自分が入社した10年ほど前にプライズ事業部の阪田典彦さんが立ち上げて盛り上がる様子を傍から見ていました。この大会があるからこそ素晴らしい原型師さんが増えていき、原型師さん同士も互いに刺激し合っているのを見てきた人間としては、今回参加できるのは非常に嬉しいです。「一番くじ」の事業部として、ぜひ良い結果を残したいです。
太刀川
マキノさんとエース、ルフィの挨拶の練習シーンは、「Revible Moment」スタート時からずっと温めていた企画なので、それが実現できて本当に嬉しいです。海外を含めてまだ立体化されていないシーン、つまり世界初のフィギュア化ということで、ファンの皆さんからのリアクションを楽しみにしています。
古市
自分も開発担当の方やお客さんのご期待に添えられるよう、頑張ります!