救急戦隊ゴーゴーファイブ』より「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」がプレミアムバンダイに登場!
SMPシリーズとは食玩プラモデルシリーズ「スーパーミニプラ」から誕生したブランド[SHOKUGAN MODELING PROJECT]。
「“S”cene(シーン再現)」「“M”otion(可動)」「“P”roportion(造形)」にこだわった人気シリーズとなっています。
そんなSMPシリーズからのラインナップとなったビクトリーマーズの魅力について開発担当のZ男氏にお聞きしました。
――「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」はどんなアイテムなのでしょうか?
Z男:スーパーミニプラ、SMPシリーズとして、スーパー戦隊シリーズ『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の巨大ロボとしては第5弾となります。2020年の第1弾「スーパーミニプラ 緊急合体 ビクトリーロボ」からスタートしてから4年越しの商品化となったビクトリーマーズです。SMPシリーズは「“S”cene(シーン再現)」「“M”otion(可動)」「“P”roportion(造形)」をブランドコンセプトとしており、可動や変形機構、劇中再現……それこそ当時の玩具では実現できなかった劇中シーンの再現を追加したアイテムとなっています。
――「“S”cene(シーン再現)」のこだわりについてお聞かせください。
Z男:まず四足歩行形態ビートルマーズの完全再現ですね。初登場となる第30話『脱出! 暗黒惑星』では地球に落下する小惑星を破壊する宇宙でのレスキューミッションとして、マーズマシンが出動します。この5体のビクトリーマシンの合体形態がビクトリーマーズですが、劇中ではまずビートルマーズに合体しました。そして、合体形態であるマーズマシンで小型爆弾モグールボムを惑星に設置するのですが、「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」ではその際のアーム展開を小型爆弾とともに再現しています。
▲5体のマーズマシンの合体形態のひとつビートルマーズ。劇中におけるマーズマシンは宇宙でのレスキュー活動のために開発されており、ビートルマーズは重力に異なる場所で活動するために四足歩行のマシンとなっている。
▲前脚となるイエローマーズ4、ピンクマーズ5からアームが展開。アームはモグールボムを保持できる。
――モグールボムはかなり小さいですが、ディテールも精密ですよね。
Z男: おそらく史上初の立体化で、アームでしっかりと保持できます。本体とのスケール比的に超極小サイズで、予備含めて4つ付属します。
――ビートルマーズからビクトリーマーズへの変形についてはいかがですか?
Z男:「ライジングフォーメーション」と呼ばれる変形で、劇中同様いわゆる“ブリッジ”体勢から起き上がるようにビートルマーズからビクトリーマーズになります。また、変形時、胴体部となるレッドマーズ1から顔パーツが展開しますが、収納時の四角状態からパンタグラフのように“ひし形フォルム”になるところは見どころです。こういう細かなギミックは、SMPシリーズのスケール感だとサイズ的に実現は難しいのですが、小さくても完全再現となっています。
▲4・5・6・V……ライジングフォーメーション! 劇中と同じシークエンスでビートルマーズからビクトリーマーズへ変形できる。
▲頭部の展開ギミック。収納時、四角い頭部がパンタグラフのように前後に拡張する。
――SMPシリーズの「“M”otion(可動)」「“P”roportion(造形)」についてはいかですか?
Z男:SMPシリーズにおけるスーパー戦隊シリーズの巨大ロボ、すべてに通じることですが、大きなオマージュ元として、当時のDX玩具が存在します。各アイテムによって劇中で活躍する巨大ロボとDX超合金のよいところを合わせて調整していますが、ビクトリーマーズではある意味、アレンジをしないところを大事にして、素立ち状態のプロポーションはDX玩具に近いところを意識しています。そのなかでDX玩具以上の可動を追求しました。
▲プロポーションは当時のDX玩具をイメージ。ちなみにパッケージも当時のDX玩具のオマージュとなっている。
※画像はイメージです
――可動ギミックのこだわりについてお聞かせください。
Z男:肩の引き出し機構は当時のDX玩具にはない機構です。この引き出しにより、メイン武器となる槍=ジェットランスを両手持ちも含めて自然なフォルムで構えることができます。また、ジェットランスですが、当時のDX玩具と同じく、スプリングによるトップジェットの発射ギミックを搭載しています。
“玩具的な『遊び』”もしっかり盛り込んでいるところがSMPシリーズがただのプラキットではない所以だと思っています。
▲ジェットランスの両手持ち、さらにスプリングによる先端部トップジェットの発射も可能。
――肩以外の可動はいかがですか?
Z男:ヒザ裏にクリアランス(隙間)があり、ビートルマーズとしての可動もあるので、ヒザ部はしっかりと可動します。また、SMPシリーズとしては標準的かもしれないですが、足首も前後左右とフレキシブルに可動するので、接地性能も高くなっています。ほかにも腿上げ時の可動を妨げないように前スカート部が可動するなど、プロポーションに影響しない、パっと見では気づかないような可動が随所に盛り込まれており、さまざまな劇中のポージングが再現可能です。
▲肩の引き出し機構、スカートや脚部など細かな可動により、劇中のような合体時の決めポーズやアクションポーズも再現できる。
――色分け、カラーリングについてはいかがですか?
Z男:メカらしいシルバーなど、カラーリングも当時のDX玩具のイメージを目指しています。また、当時のDX玩具では合金を使用していた箇所があり、この合金の質感を彩色で表現しました。目立つ場所としては足のつま先パーツですね。当時の玩具を手にしたときの印象、重量感のあるメタルなイメージを、少しでも感じてもらえるように調整を続けています。ほかにもブルーマーズ2の青はビクトリーロボとは違う青、少し淡いイメージがあって、このあたりは最後まで調整を続けていきます。
▲カラーリングも含めて、現在、最終調整中の「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」の試作品。シルバーは成型色、彩色を使い分けることで、当時の玩具のようなメカらしい重量感が追求されている。
――合体前のマーズマシンについてお聞かせください。
Z男:5機それぞれランディングの展開機構を盛り込んでいるので、マーズマシンそれぞれ駐機状態でのディスプレイも可能です。ディスプレイのこだわりとしては、各機の下部に3mm穴があり、一般的な市販台座の支柱に対応。劇中のような飛行シーンをイメージしたディスプレイもできます。
――付属品についてはいかがですか?
Z男:必殺技「マーズプロミネンス」を再現できるゴールド彩色のブレイバーソード刀身が付属します。これは『救急戦隊ゴーゴーファイブ』第39話「無限連鎖を断て!」のシーン再現用で、ビクトリーロボの武器ブレイバーソードを急遽、ビクトリーマーズが使用しました。別売りの「スーパーミニプラ 緊急合体 ビクトリーロボ」のブレイバーソードとの組み合わせにより再現できる連動ギミックとなっています。
▲ゴールドに輝くブレイバーソード刀身により、必殺技「マーズプロミネンス」を再現可能。刀身以外のパーツは別売りの「スーパーミニプラ 緊急合体 ビクトリーロボ」に付属する。
――現在、プレミアムバンダイでは「スーパーミニプラ 緊急合体 ビクトリーロボ」のほか、「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」と連動する『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の巨大ロボたちが受注中です。あらためて再販アイテムの推しポイントについてお聞かせください。
Z男:「スーパーミニプラ 緊急合体 ビクトリーロボ」はプロポーションへのこだわりと、ブルースローワーへのワイヤー接続など合体におけるシーン再現ですね。あとは劇中の腕ラダーが伸びるパンチなど合体させたあとにロボとしての遊びがしっかりできるところはシリーズ共通の特徴ですね。
▲SMPの前身であるスーパーミニプラにおける『救急戦隊ゴーゴーファイブ』第1弾となった「スーパーミニプラ 緊急合体 ビクトリーロボ」。ワイヤー接続など合体シーンも再現できる。
――「スーパーミニプラ 連結合体 グランドライナー」はいかがですか?
Z男:やはりサイズですよね。ロボ時の全高が約27cmですからね。本当に圧倒的にデカすぎるぐらいデカい(笑)。合体前状態のゴーライナーには、ビクトリーロボとなる99マシンを格納できます。また、「スーパーミニプラ 」もちろん連動ギミックとして、「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」の各マーズマシンも格納できる仕様になっています。そして、「 スーパーミニプラ 特急武装 ライナーボーイ」との合体により、スペースゴーライナーが再現できます。劇中でもマーズマシンはスペースゴーライナーに格納された状態で宇宙に行きますが、発進時のシーンも再現可能です。また、このとき、最後尾車両となるピンクのゴーライナー5に「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」のマーズキャノンを装備することで、スペースゴーライナーが完全再現となります。SMP以前、スーパーミニプラでビクトリーロボがスタートさせた担当からビクトリーマーズの完走を想定していたはずです。歴代担当、連綿と完走を命題に受け継がれてきた結果、ようやく『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のメカが勢ぞろいとなりました。当時買い逃したファンの皆さんは、この機会にぜひビクトリーマーズと一緒に予約してほしいですね。
▲「スーパーミニプラ 連結合体 グランドライナー」(左)と「 スーパーミニプラ 特急武装 ライナーボーイ」(右)。「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」との連動ギミックが多数盛り込まれている。
▲スーパーミニプラ、SMPシリーズでの連動により、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』第30話「脱出! 暗黒惑星」でのスペースゴーライナーからのマーズマシン発進シーンを再現可能。
――先日、発表されたSMPシリーズのシルエットについてはいかがですか?
Z男:7月28日(日)、Wonder Festival 2024[Summer]にてSMPシリーズとして初のイベント「SMP UNION」を開催します。イベントではスーパーミニプラシリーズからSMPシリーズの歴史がわかる展示のほか、今回の「SMP 流星合体 ビクトリーマーズ」はもちろん、このシルエットとなっているアイテムを発表予定です。
また、「SMP[SHOKUGAN MODELING PROJECT] 進化合体 大獣神 クリアカラーVer.」をイベント限定品として販売しますので、ぜひ会場に足をお運びください。
▲先日公開されたSMP最新作のシルエット。その正体は7月28日(日)に開催されるWonder Festival 2024[Summer] 内「SMP UNION」にて明らかに!
【SMP UNION】
開催日程:2024年7月28日(日) 10:00〜17:00
場所:幕張メッセ国際展示場
▼イベントの詳細は下記バナーをチェック!
――SMPシリーズの今後についてはいかがですか?
Z男:現在、webにて新商品化&再販希望ファン投票を実施中です。スーパー戦隊シリーズに関わらず「何が欲しい!」を直接書き込めるアンケートですので、ぜひユーザーの皆様の声をお聞かせください。再販はSMPシリーズ以外にも、スーパーミニプラ、SMP ALTERNATIVE DESTINY、キメポーズも対象になっています。
結果を踏まえて、開発担当はもちろん、キャンディ事業部として、来年再来年の商品化を目指していければと考えています。SMPスーパー戦隊シリーズとしても、“昭和”をもっと頑張らないといけないゾーンもあったりするので、このあたりも投票結果を参考にしたいですね。
≪「SMP新商品化&再販希望ファン投票」はこちら≫
投票期間:2024年8月2日(日)23:59まで
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