スーパー戦隊シリーズ放送開始50周年を記念した「スーパー戦隊百人一首」が登場! 『秘密戦隊ゴレンジャー』〜『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』までの全50戦隊が集結。さらに付属の読み上げCDは、数々のスーパー戦隊にも出演している人気声優・関智一さんが担当と、まさに50周年ならではのスペシャルアイテム。これはプレミアムバンダイスーパー戦隊応援隊長の三本木さんならスルーするわけにはいかない! 実際にこの百人一首を遊んでもらいつつ、開発担当・田下さんにインタビュー。商品の魅力に迫ってもらいました。
三本木:百人一首やったことないんですけど大丈夫ですか?
田下:スーパー戦隊が好きであれば問題ないです。本当の百人一首は5・7・5・7・7になっているんですが、「スーパー戦隊百人一首」は作品にあわせた独自の内容になっているので、カルタ感覚で楽しめます。それこそ変身のシーンのセリフなどを札にしています。
▲スーパー戦隊シリーズ×百人一首を商品化。プレミアムバンダイスーパー戦隊応援隊長だけに勝負には勝ちたい様子。
三本木:でも覚えたほうが勝負には有利ですよね?
田下:はい、それは実際に遊ぶ前に覚えていただいて(笑)。
三本木:時間は有限なんだよな〜(笑)。あ、本当に名乗りだ!
田下:そうですね。基本的に百人一首なので100種類ありますが、半分は各スーパー戦隊の名乗りになっています。
三本木:どっちが取り札なんですか?
田下:タイトルロゴが入っているほうが取り札になっています。
▲向かって左2枚のタイトルロゴが入っているほうが取り札。写真の入った右2枚が読み札。
三本木:なぜスーパー戦隊シリーズを百人一首にしようと思ったんですか?
田下:私はスーパー戦隊シリーズの商品を担当して5年目になります。ちょうど節目のタイミングで50周年を迎えたこともあり、今までの知識を活かして、すべてのスーパー戦隊を網羅した何かを作りたいと思ったことがきっかけです。弊社ではカルタも作っているので、そのノウハウで百人一首に落とし込んでいきました。
三本木:カルタではなく、百人一首にした理由はあるんですか?
田下:普段の業務において、スーパー戦隊シリーズの場面写真を見る機会が多いんです。そこでいろんなシーンを使いたいと常々思っていて、百人一首ならどうかと。百人一首って、すごくインパクトがあるじゃないですか? そんな気持ちでたくさんのファンを驚かせたいなという想いもありました。
三本木:スーパー戦隊はシリーズを通して愛してくださるファンがたくさんいらっしゃいますからね。ファンがみんなで集まって遊んだりするのにきっと楽しいですよね。
田下:当時、観ていた方はもちろん、最近になって当時の作品に興味をもった方も、楽しめると思います。
三本木:『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は50周年作品ですし、過去作品を振り返る意味でも、まさにタイムリーですよね。
田下:ちょうど本編にも歴代レッドのユニバース戦士が登場していますし、そこで興味をもってもらって、百人一首でセリフを見て、また歴代の作品を観てもらえたら嬉しいです。
三本木:僕はボードゲームが好きなんですけど、みんなで遊べるものはすごく盛り上がれる。札を見てるだけでも盛り上がりますよね。きっと懐かしい気持ちになる方もいらっしゃるはず。何より関さんの声を聴けるのが嬉しい!
三本木:(札に)ゲロウジームがいる! めっちゃいいですよね。すごく好きなんですよ。超かわいいし、優しいんですよね。
田下:『王様戦隊キングオージャー』お好きなんですか?
三本木:めっちゃ面白くて、妹と一緒にドはまりしています。
田下:読み上げCDを担当していただいている関智一さんは、ゲロウジームをご担当された声優さんなんですよね。ゲロウジームそのままの声でやってくださって、ほかの読み上げとのテンションの違いがすごく面白くなっていると思います。
▲札を確認中、ゲロウジームの札を発見! ゲロウジームは『王様戦隊キングオージャー』に登場する「怪ジーム」の一体で人気キャラクター。カゲロウがモチーフ。
三本木:ゲロウジームだけ読み上げが違う感じなんですか?
田下:基本的に百人一首なので、聴いている人がわかりやすいように、あまり抑揚を付けずに呼んでもらっています。上の句のあと、下の句を、2回読み上げてもらっていますが、2回目は関さんに全力でお願いしています。
三本木:超楽しみです!
田下:関さんに関しては、特別な札が2種類あって…先程のゲロウジームと『海賊戦隊ゴーカイジャー』のオープニングナレーションも関さんがご担当されたので、どのように読んでくださっているか楽しみにしてください。
三本木:実際に遊んでいたら、それ聴けるんですよね。楽しみだぁ。
田下:読み札は、関さんに全て読んでいただきました。関さん、さすがだなと思うのが、スーパー戦隊シリーズの名称、使われている漢字は一般的にはなかなか読みにくいものが多いんです。でも、関さんはフリガナとか確認なしでスラスラ読んでました。
三本木:収録もスムーズに?
田下:軽く打ち合わせしただけで、関さんは「大丈夫だよ」みたいな感じでスルっとスタートして。単純に100種類の札を読んでいただくだけに、丸一日がかりを想定してました。でも、実際は数時間も掛からないで終わりました。
三本木:すごいなぁ。
田下:実際、すごかったです。
▲パッケージも豪華箔押し仕様。歴代スーパー戦隊でナレーションや声、さらに出演もしている関智一氏による読み上げCDは必聴!
三本木:各札を選んだ基準はあるんですか?
田下:100種類中、50種類は変身時の名乗りのシーンを使いたいと思いました。名乗りシーンはスーパー戦隊シリーズを代表する“顔”ですから。
三本木:残りは?
田下:各作品の人気キャラクターや名シーンですね。ファンの方が喜んでもらえるような話題性のあるシーンも選ばせてもらっています。
三本木:あれも入れたい、これも入れたいもあるでしょうし、選ぶのも大変ですよね?
田下:おっしゃる通りなんです。100種類は多いようで、実はめちゃくちゃ少ない! 49の作品、50のスーパー戦隊がいるので、結局、1作品あたり2つしかないんです。今放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』だったら、5人の変身名乗りと、熊手真白のセリフを選んでいますが、本当はファイヤキャンドル様やブーケ嬢のセリフも使いたいと思ってたんですけど……。
三本木:思ってたんですけど?
田下:やはりちょっと全体のバランスもあって…。お二人とも人気なだけに泣く泣く…。
三本木:そっかぁ〜、まぁ、そうですよね。僕らが入っているバージョンはいつか?
田下:そうですね、本当にいつか実現したいですよね。選びたいシーンはまだまだたくさんありますから。
▲残念ながらファイヤキャンドル、ブーケの札は未収録。第2弾に期待!
三本木:名乗りのシーンといっても、1年間のシリーズ作品ではいろいろありますよね。このあたりの選び方は?
田下:基本的には全員がそろっているシーンを選びました。でも、なんとなく最終回間際になると…。
三本木:印象的な名乗りが絶対にありますよね!
田下:やはり1年の集大成、想いがこもったシーンになっているので、このあたりはベースになっています。
三本木:やはり最終回が多いですか?
田下:必ず…とは言えないんですが、『爆上戦隊ブンブンジャー』などは最終回を使っています。
三本木:『星獣戦隊ギンガマン』は最終回じゃないですよね?
田下:よくお気づきで。基本的にまず最終回の変身シーンを確認してから選んでいくんですが、場面写真はこっちの方がかっこよかった(笑)。
三本木:僕はギンガマンがめちゃくちゃ好きなんです。田下さんの推し戦隊は?
田下:『侍戦隊シンケンジャー』かなぁ。
三本木:シンケンジャーはやっぱり人気だ!
田下:ちょっとシンケンジャーの札を見ていただきたいんですけど。
三本木:どっちも変身シーンだ!
田下:1枚は姫なんですよ。
三本木:通常の変身は殿だ。
田下:百人一首は“決まり字”と言って、例えば上の句を読んだら、上の何文字かで下の句がわかるみたいなのがあるんです。でも、『侍戦隊シンケンジャー』に関しては途中まで、それこそ“志葉”まで一緒で、殿の“志葉丈瑠”か、姫の“志葉 薫”かは聴かないとわからないんです。
三本木:これ、勝負したら絶対に勝てない!
田下:いやー、めちゃくちゃ調べたんですよ(笑)。
▲「百人一首は素人」と話す田下氏に、「絶対にウソだ!」と三本木さん。このあとの勝負の行方は?
三本木:勝つためのコツはあるんですか? ゲームはやっぱり勝ちたい! ナンバー1になりたい!
田下:そうですよね(笑)。やはり相手より早く札と取るためにはレッドの名前が出た時点で、どのスーパー戦隊か思い浮かべることですよね。あとは取り札にタイトルロゴが入っているので、そこも参考にするといいと思います。
三本木:やっぱりまずは覚えることですよね。一般的な百人一首みたいに難しい言葉じゃないですし、ビジュアルもあるし、スーパー戦隊の歴史を振り返りながら楽しく覚えられます。
田下:今回、一覧表が付属するので、それを使ってもらえるといいですね。
三本木: お手付きとかあるんですか?
田下:ルールにもよるんですけど、お手付きしたら相手に札を渡すみたいなペナルティもあって。そのあたりは一覧表に入れてあります。今回記載したルールは2種類あって、それこそ百人一首みたいに二人で対戦する競技的なものと、複数人で札を取り合うカルタのような遊びもできます。
三本木:百人一首をまったく知らない人でも、一覧表のルールを読めば遊べる感じですね。で、読み上げてくれるのは我らが関さん! あれ? 田下さんはこれを作ってる方なんですよね? きっと上の句聞いたら、一瞬でわかりますよね? ハンデはもらえるんですか?
▲商品には一覧表が付属。このあとの実際に遊ぶ前に読み札と取り札を覚える三本木さん。「今、見てもすぐ覚えられない!」となりました(笑)。
田下:いや、さすがに100種類は覚えていないですから(笑)。
三本木:対決は不安しかないんですよ! 田下さんは学生時代に百人一首部とかじゃないですよね?
田下:もう全然素人ですから(笑)。では、関さんの声を流しましょう。
三本木:よろしくお願いします!
▲5枚先取の特別ルールでゲームはスタート。
▲ゴジュウジャーの札を見事にゲット!
▲序盤は田下氏がリードしていたものの、最後は三本木さんが追い上げて5対3で見事に勝利!
三本木:勝った!
田下:ありがとうございました。強かったです。
三本木:強くないですよ、花を持たせていただいた感じです。読み札が僕が知ってる作品が多かった気がする(笑)。
田下:そんなことなかったですよ(笑)。
三本木:今度はちゃんと覚えてくるので、次は正式なルールでお願いします。実際、読み順はランダムなんですか?
田下:CDをランダム再生してもらいます。
三本木:これはお子さんと一緒に遊ぶのも楽しそうですよね。ご両親どちらでも子供の頃観てたやつだよ、とか話しながら家族のコミュニケーションツールにしてもらえたら。
田下:今はデジタルな時代なので、逆にアナログなものの良さもあると思います。
三本木:百人一首と、スーパー戦隊という歴史あるシリーズが掛け合わさってすごく面白いゲームになっていますよね。繫がりを感じるゲームですね。
田下:スーパー戦隊の歴史を振り返りながら楽しんでもらいたいです。
三本木大輔
■PROFILE
俳優、ATGファクトリー所属。福島県出身、4月27日生まれ。現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に ファイヤキャンドル役として出演。その活躍は舞台など多岐に渡る。プレミアムバンダイ スーパー戦隊応援隊長として、独自の視点でプレミアムバンダイや商品の魅力を発信!
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