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デジモンアドベンチャー15周年特別企画 デジヴァイス開発者インタビュー前編 〜デジヴァイス誕生の秘密に迫る!〜

『デジヴァイスver.15th』の発売を記念し、元祖『デジヴァイス』の開発に携わった2人、 そして『デジヴァイスver.15th』の開発担当による2時間にも及んだ座談会を、 前編後編の2回にわけてお届けしよう。 前編では、1999年7月に発売された『デジヴァイス』開発に関して語ってもらった。

参加メンバー写真

ボルケーノ太田
かつてのデジタルモンスター
シリーズ企画開発担当者。
株式会社バンダイ社員。
当時は『Vジャンプ』誌面などにカリスマとして登場していた。

渡辺けんじ
デジタルモンスターシリーズの
チーフデザイナー。
株式会社ウィズに所属。
数々のデジモンを描いた。

ウッドウッディー高林
『デジヴァイスver.15th』の
開発担当。
彼のデジモンに対する愛により、
今回の企画が実現した。

以下:ボルケーノ太田=太田、渡辺けんじ=渡辺、ウッドウッディー高林=高林

『デジヴァイス』という名前になるまで!

高林
15周年を迎えたデジモンですが、まずは『デジヴァイス』をはじめとした15年前のお話をお伺いしたいと思います。
初代『デジタルモンスター』、『デジモンペンデュラム』、『デジヴァイス』、さらにはアニメの話などもお伺いしたいと思います。

太田
もともと『たまごっち』があって、その男の子版っていうので『デジモン』が立ち上がったんだよね。
おかげさまで人気商品になりまして、初代の『デジタルモンスター』はver.5まで出て、
そのあと『ペンデュラム』の3か4かを開発している時に、アニメ化の話が持ち上がってきた。
でも個人的には、アニメ化の発想はなかったんですよ。

渡辺
アニメ化の話があって、マンガ化もしようって話があって、集英社さんに行ったのは覚えてますね。

太田
そして、アニメ化が決まって進行していって、アニメに登場する商品として作られたのが『デジヴァイス』です。
『デジヴァイス』って名前は結構思い出深いものがあるんですよ。
まずその前に『デジモンペンデュラム』ってシリーズがあったんですが、
その“ペンデュラム”という名前は“ペンデュラムバックブリーカー”っていうプロレス技が元ネタなんですよ。
子供の頃その技名を聞いて、「ペンデュラムってなんか凄そうだけどどんな意味だ?」と思って調べたら“振り子”っていう全然カッコ良くない意味で(笑)。

その衝撃が妙に胸に刺さってたんで、「今回のデジモンには振り子機能がついてるから“ペンデュラム”という単語が使える!」となったんです。「“ペンデュラム”なんて単語、子供には分からないだろ」って周りには言われたんですが「わかんないからこそなんか凄そうな気がしていいんじゃないか!」って言い切った(笑)。
そんなことがあった中、アニメ連動アイテムの名称案として、デジタルデヴァイスを略した“デジヴァイス”って名前が挙がってきたんですね。

最初はあまりピンと来なかったんですが、当時“デバイス”っていう言葉が子供たちには浸透していなかったこともあり、ペンデュラムの時と同じノリで、『“デジヴァイス』”にしようって決めたんです。
でもその後“デバイス”という言葉をよくよく調べると、道具そのもののことより“仕掛け”とか“内部の装置”のことを指すんですね(笑)。
「やばい、オレ間違って使ってる」って一瞬びびったんだけど、語呂はカッコいいし、勢いがあったんで、 「間違ってるかも・・・」とか思いながらも「こういうのデバイスって言うんですよ。知らないんですか!?」って言い張ってました。
今では普通にこういうものを“デバイス”と呼ぶようになってるからセーフですね(笑)。

場面写真01

渡辺
なんか、デジモンが“デバイス”っていう言葉を作ったみたいになってるじゃないですか!

太田
いやいや、そんなことはないと思いますけどね(笑)。
要は世の中の人みんな“デバイス”という単語が好きなんですよ。

場面写真02

高林
語感がすごくいいですよね。

渡辺
『デジヴァイス』と決まる前に、いくつも候補があって『デジトレック』というのが印象に残ってますね。一時期そう呼んでいました。
冒険をするから、“トレック”がいいんじゃないかなと。

高林
トレックってトレッキングですか?

渡辺
歩くという意味ですね。
『デジヴァイス』というのも最初の頃に候補で出てたんですよ。
だけど太田さんが「なんかしっくりこないな」と言っていて。

太田
当初は俺がダメ出ししてた、みたいな(笑)。

渡辺
開発中、なにか名前がないと呼びづらいから仮の名前で呼んでいたりするんですけれども、
それで『デジトレック』って呼んでた時期がありましたね。名前がまだ決まっていなかったから、
あがってきたアニメのシナリオには“デジタルデバイス”と書かれていましたよね。

高林
アニメのシナリオにですか?

渡辺
そう、毎回そう書かれていた。そのうち開発陣みんな“デジタルデバイス”と言ってるから『デジヴァイス』でいいんじゃないという風になっていったんです。

『デジヴァイス』のデザイン

高林
商品の形状についてお伺いしたいんですが、
『デジタルモンスター』や『デジモンペンデュラム』と『デジヴァイス』ってまったく形状が違うじゃないですか。
『デジヴァイス』は、曲線があって非常に美しいなと思ってるんですけど。

渡辺
最初の『デジモン』が牢獄で、『ペンデュラム』は電子機器ってそういう感じですね。

太田
『ペンデュラム』は、ハイテク機器の中に培養されてるみたいなそういうイメージ。
ウィズのデザイナーさん何人かに書いてもらって、その中から選びましたね。

場面写真03

渡辺
でもシンプルになり過ぎちゃったかなと思ってますね。
それもあって『デジヴァイス』は遺跡で発掘されたオーパーツみたいなイメージですね。最初のうちは、いろ
んなデジタル機器っていう感じでデザインのラフを起
こしてたんですけど、東映アニメーションさんがあげて
きたイメージイラストが、ジャングルの中だったんです
よ。

高林
冒険してるところのイメージがジャングル?

渡辺
最初『15少年漂流記』のようなものが、やりたいという話で、冒険ものになっていたんですよ。僕らの中ではデジタルスペースだったのが、ジャングルになってる。デジタルの要素がどこにもないぞ、どうしようかと考えましたね。
そこで、ジャングルの中に遺跡がある超古代文明が、今よりもすごい発展していたんじゃないかという風に考えて。

高林
アトランティスとかムー大陸みたいな。

渡辺
ああいう超古代文明とか、個人的に好きだったんですよ。その時代に、そういうのが作られていたんじゃないかということで、超古代文明の遺跡から発掘されたオーパーツというイメージのデザインになりましたね。

最初に書いていたデザインはグレーにしていたから、色はシルバーとかグレーとかそういうイメージだったんです。
クリア、スケルトンになったのは太田さんが「透明が流行ってるよね」と。

場面写真04

太田
最初の『デジモン』では、各ver.を出した2か月後くらいにクリアのやつ出すっていう流れがありましたね。
当時、スケルトンのデジタル機器がブームだったんで、透けてるほうが「ぽい」かなと(笑)。

『デジヴァイス』に通信対戦はなかった!?

高林
『デジモンペンデュラム』と『デジヴァイス』を どう差別化しようか、みたいなのはあったんですか?

太田
実は最初は『デジヴァイス』はあくまでなりきりアイテムと考えていたので、通信対戦を考えてなかったんですよ。
それで通常のデジモンシリーズと差別化しようと思ったんだけど。検討の結果できなきゃダメだということになった。

渡辺
だから『デジヴァイス』は、育てさせることをやめたんですよね。
基本的に簡単にしていって、キャラクターが変わっていって、そのまんまバトルができるっていう。

太田
ユーザーの年齢層も考慮しつつ、分岐条件とか付けないようにしてデジモンシリーズと差別化していった。
進化の道筋は一本で、仲間を見つけて助けていくみたいな仕様にしたんだよね。

場面写真05

渡辺
バトルが入っていなかったときは、デジモンを見つけていくだけだった。
でもそれじゃ足りないと言われたからバトルを入れたんですよ。
確か1999年3月のトイショーまで、通信対戦機能はなかったんですよね。

高林
それは驚きです。1999年7月発売ですよね!

渡辺
トイショーに出して、みんなから足りないと言われて、通信対戦を急遽入れることになった(笑)。

太田
いろいろなところからの、叱咤激励で出来た商品です!

高林
当時まだあまりなかったクロスメディアというか、
玩具とアニメとマンガの相乗効果でブームになっていったのが、すごかったと思います。

場面写真06

渡辺
玩具メーカー主導で始まったというのは、そんなになかったですよね。

太田
まず原作があって、それがアニメ化されます、なのでバンダイが商品を作る、というパターンが多いですよね。
商品が売れたからこそアニメ化に辿り着いた、っていう流れだと思うんですけど、当時のバンダイでは
オリジナルで仕掛けてアニメ化までされたものはそんなになかったような気がします。
たまに、商品出したけど売れないからアニメやれば売れるようになるんじゃないか、とか考える人もいるけど、
それは違うだろ!と思う。

渡辺
最近それありき、というのをよく聞きますけどね。

場面写真07

高林
15年前にデジヴァイスが発売されて、
その時の手ごたえとか、ユーザーからの反響とかどういったものがありましたか?

渡辺
まずは自分の考えたキャラクターが、
アニメーションになって動いているというのは
すごく感動的だった。
そこから『デジヴァイス』を、
キャラクターグッズとして街中で子供たちが持っている物としていることがすごく嬉しかったですね。 僕らのような商品の企画会社からすると、自分たちでもキャラクターを作っていけるものなのかと感動した覚えがあります。

場面写真07

太田
自分の担当商品って、発売する前日は「売れなかったらどうしよう?」って不安になるんだよね。でも今からじゃ何もできる事ないし、どんな結果が起きても甘んじて受けるしかない(笑)。
で、発売した日の夜とかにいい結果が出ると、嬉しい以上にホッとするんです。

『デジヴァイス』をはじめとするデジモン商品は、そういう意味ではホッとさせて頂いたことが多いので非常にラッキーだったと思いますね。

というところで、前半は終了!
後半では15周年を記念して復活する『デジヴァイス ver.15th』について触れていくぞ!
>>インタビュー後半はこちら!

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