バンダイナムコグループでは2050年までに自社拠点におけるエネルギー由来のCO2排出量実質ゼロ、カーボンニュートラルを目標に掲げております。その取り組みの一環としてプレミアムバンダイの出荷において、その配送の一部で鉄道コンテナでの輸送(モーダルシフト)を行っています。
モーダルシフトによるトラック輸送から鉄道コンテナ輸送への切り替えを行うことにより、1トンの貨物を1km運ぶ(=1トンキロ)ときに排出されるCO2の量をみると、トラック(営業用貨物車)が208gであるのに対し、鉄道は20g。
つまり、貨物輸送の方法を転換することで、鉄道利用では約90%もCO2排出量を削減することができるのです。
※単位:g-CO2/トンq(貨物1トンを1km輸送するときに排出するCO2の量)
「輸送量当たりの二酸化炭素の排出量」 (国土交通省 鉄道貨物の特徴 モーダルシフトとは) 参照
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html
大量輸送が可能なことからドライバー不足の緩和、通常の配送時でも輸送モードを複数持つことで、災害時などのBCP対策の面でもメリットがあります。
貨物列車26両分は、10tトラック65台分。
一度に大量の貨物を運べるモーダルシフトは24年問題にも効果的です。
倉庫で出荷作業を行い、近隣の配送会社で出荷物を鉄道コンテナへ積込み、貨物ターミナル駅へ運搬します。貨物ターミナルで貨物列車に乗せて、各地へ発送されます。
商品を梱包し、荷札を貼り、配送会社へ引き渡します。
BOXに入れた商品を鉄道コンテナへ積込みます。
貨物列車に乗せて、各地へ発送します。
2023年8月より北海道、九州間の貨物の一部において、鉄道コンテナでの輸送を行っています。2024年3月までの累計で14万5千件以上のお客様への配送に対し、モーダルシフトを行っています。